【妙高山の登山ブログ】燕温泉登山口から北地獄谷、天狗堂ルート

妙高山登山ブログ

登山日:2024年6月25日(火)平日
天候:晴れ⇒曇り
ルート:燕温泉登山口⇒北地獄谷⇒天狗堂⇒山頂
移動:車
駐車場:温泉街手前の駐車場

妙高山(みょうこうさん)は、北信五岳と呼ばれる火山群の山の一つです。斑尾山、飯縄山、黒姫山、妙高山、焼山という順に形成された五岳は、それぞれ特徴的な山容を持ち、その中でも最高峰の妙高山は百名山にも選ばれていてとても人気のある山です。

このエリアには、他に火打山、高妻山、雨飾山などの百名山があり、どの山も日帰りで行けるので、個人的には「百名山の中でもちょうどいい山」という位置づけです。※この場合の「ちょうどよい」はかなりいい意味です。

ただし、日本海側の気候となる妙高山は残雪も多く、雪がほぼ消えるのは6月下旬~7月上旬となるので注意が必要。

登山ルートは、燕温泉登山口から登る燕登山道ルート、妙高高原スカイケーブル山頂駅から登る赤倉登山道ルート、もしくは休暇村妙高笹ヶ峰キャンプ場の笹ヶ峰登山口から登るルートになります。

今回は、燕温泉登山口から登る燕登山道ルートのピストンで行ってきました。

燕温泉登山口の駐車場

3時過ぎに車で出発。
コンビニで食料買ったり、高速のSAで休憩したり、ゆっくり移動。

6時15分 燕温泉街手前の駐車場に到着。

駐車スペースは30台。平日なので空きが多く余裕をもって停められました。ハイシーズンや休日などは駐車場がいっぱいとなり、道路の脇に停めてる人も多いみたいですね。

混んでるときは、この写真で見える道路の右端(藪側)に縦列駐車されるみたいです。

駐車場の端にキレイな水洗トイレがあって、登山前に使えます。

身支度、トイレなどを済ませる。

妙高山の登山レポ

ここからは妙高山の登山レポになります。

出発:6時30分、下山:14時00分
7時間30分(休憩含む)10.5km 累積上昇1,420m 下降1,470m

登山ルート:燕温泉登山口⇒黄金の湯⇒北地獄谷方面⇒胸突き八丁(急登)⇒天狗堂⇒妙高山の山頂(最高地点の南峰)⇒北峰⇒ピストンルート⇒下山

登り(北地獄谷⇒天狗堂⇒南峰⇒北峰)

6時30分 駐車場を出発。

燕温泉街を抜けて登山口へ。

燕温泉の名のとおり?温泉街には燕がたくさんいました。単に燕の季節だけだったかな?山深い谷間にある「秘境」って感じで、少し古い感じもまた味のある温泉街でした。

温泉街を抜けるといきなり道がわかりにくいのですが、薬師堂という小さいお堂の左方向を抜けて、黄金の湯方面に歩いていきます。

燕温泉登山口の看板。

看板を抜けてすぐに黄金の湯という露天温泉があります(写真撮るの忘れた汗)

ここから1時間くらいは、登山道だけどアスファルトで舗装された歩道を歩きます。燕温泉スキー場跡の舗装路らしいのですが、アスファルトで舗装された坂道を登山靴で歩くって、歩きにくくて結構パワー使うんですよね。

こんな感じの舗装路。

赤倉温泉の原湯。

すべての赤倉温泉のお湯はここから繋がってるのかな?
この辺り、ところどころ硫黄が吹き出す穴があったりして、かなり硫黄臭いです。穴はブルーシートなどで塞がれていますが、あまり近づかない方がよさそう。

称明滝、光明滝が間近に見えるあたりから、ようやく未舗装の登山道になります。

あの滝から登山道の近くまで水が流れてくるのですが。

この辺り、登山道も狭くて、片側は滝が落ちていく谷になっているので結構危ないです。

登山は、高い山低い山関係なく、常に油断せずに歩きたいですね。

枯れ沢を登っていく。

6月25日だけど場所によっては残雪があり、残雪の上を歩いていきます。

アイゼンとかスノーギアは必要ないレベルです。

沢が終わり左手の尾根方面に向きが変わると、いよいよ胸突き八丁の急登が始まります。

8時30分 胸突き八丁入り口

急登は疲れるといえば疲れるのですが、沢とか浮き石の上を歩くよりは安定していて、個人的には登りやすいです。

急登はそこまで長くなく、急登が終わって斜度が緩むと、祠のある「天狗堂」です(写真なし)天狗堂で少し休憩。食料を補給したりして山頂を目指します。

天狗堂から少し歩くと「光善寺池」という小さな池。ここから妙高山の山頂部がよく見えるらしいのですが、この時点ではガスっていて見えませんでした。

尾根道をさらに歩くと「風穴」

ちょっとだけ涼しい空気が流れてました。
本当にちょっとだけ笑

標高が上がって展望が開けてくると、鎖場が続きます。

足元の岩が階段状に掘られているので、意外と登りやすい。

展望が開けて麓が一望できます。
美しい~

鎖場が続きます。危ない箇所もあるので油断せずしっかり登る

鎖場を登りきると、いよいよ山頂が見えてきました。

最後は火山特有の溶岩帯を登って、
10時40分 妙高山の南峰(最高峰2,454m)に到着。

妙高大神が祀られています。

三角点や標柱がある北峰はここから10分くらい。

北峰に向けて出発。
向こうに火打山がバッチリ。

めっちゃでっかい岩の脇を通過して。

10時50分 妙高山の北峰(2,446m)に到着。

北峰は展望もよく広々しているので、ここで長めのお昼休憩。

火打山をバックにパチリ!

快晴ではないけど、展望がよくて良かった!

下り(北峰⇒南峰⇒天狗堂⇒北地獄谷)

補給したり写真撮ったり、
40分くらい滞在して11時半に下山開始。

帰りの鎖場も慎重に。

天候はいつの間にか曇りに。
場所によってはガスが少し濃い。

14時00分 下山。
下りはいつもどおりサクサク下山。

下山の最後にある「黄金の湯」
洗い場のない露天温泉で、入って帰ろうか少し迷ったけど、先着が3名ほどいて狭そうだったし、男湯は外から完全に丸見えなのでパス笑

別にあまりそういうのは気にしないのですが、まあここで入らなくても麓でゆっくり銭湯に入ればいいかってことで入らずに下山しました。

ちなみに、
僕の中で過去最高に野性味あふれるワイルドな天然露天温泉は、八ヶ岳の天狗岳に登ったときに寄った「雲上の湯」です。

野天風呂の中では日本最高の標高(2,150m)にある天然露天風呂で、混浴なのはもちろん、脱衣所や仕切りも一切なし!登山道から近く、遠くからでも見えるので、それなりの覚悟は必要です笑

妙高山の登山まとめ

妙高山は、沢あり、急登あり、鎖場ありとバリエーション豊富な山で、登っていて楽しい山でした。

登山道に入るまでの舗装路が長くてそこが大変だったけど(特に下り)天狗堂を過ぎてからの鎖場・岩場をガシガシ登る感じと、展望が開けて徐々に見晴らしよくテンションもあがるお山です。

休憩含めて7時間30分の行程も緩すぎずキツすぎず「ちょうどいい山」でしたね。

次は妙高山の北峰からも見えた「火打山」にも登ってみたいですね。

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