【五竜岳の登山ブログ】白馬五竜スキー場から遠見尾根を経由するルート

登山日:2022年9月25日(日)
天候:晴れ
ルート:白馬五竜スキー場から遠見尾根を経由するルート
移動:車
駐車場:白馬五竜スキー場の駐車場

五竜岳(ごりゅうだけ)は、北アルプスの北に位置する岩山が特徴の山です。日本百名山の一つで標高は2,814m。どの登山口からも行程は長く険しいですが、遠見尾根を代表として開けた尾根を従えた山なので、終始景色を堪能できる「登ってて楽しい山」です。

主な登山ルートは

  1. 八方尾根から唐松岳を経由するルート
  2. 餓鬼山から唐松岳を経由するルート
  3. 遠見尾根を登るルート
  4. 鹿島槍ヶ岳からの縦走ルート

などがあります。

今回は、白馬五竜スキー場からスタートする「遠見尾根を登るルート」を日帰りでピストンしました。

白馬五竜スキー場のゴンドラ

白馬五竜スキー場(エイブル白馬五竜)の駐車場から出発するルートでは、最初と最後にスキー場を歩く行程があります。

今回の五竜岳の登山、日帰りで行くために、白馬五竜スキー場のゴンドラ(テレキャビン)を使ってスキー場の歩きをパスすることにしました。

問題は「登りをパスするのか?下りをパスするのか?」ということ。

というのも、ゴンドラには営業時間があります。

  • 登り始発:7時30分
  • 下り最終:16時30分

五竜岳の登山行程を考えると、どうしても「登りか下りのどちらかしかゴンドラに乗れない」ということになります。

登りゴンドラ:7時30分に出発。帰りは暗くなる中のスキー場を徒歩で下る。
下りゴンドラ:未明の暗い中スキー場を登り、帰りはゴンドラでスキー場を下山。

スキー場を徒歩で登るのは大変そうでしたが、「最後の疲れてる場面で暗いスキー場を徒歩で下るのはしんどいよね」ということで「未明出発で登りのスキー場は徒歩、帰りはゴンドラでスキー場を下山」という行程を選択しました。

白馬五竜スキー場のゴンドラの詳細はこちら↓

運行日程・運行時間 | ゴンドラ&リフト | 白馬五竜高山植物園
長野県白馬村の植物園、白馬五竜アルプス平に広がる高山植物を気軽に散策しながら見れる高山植物園です。ゴンドラに乗って1515mまで上がれば7月には幻の青いケシとして知られるヒマラヤの青いケシやコマクサの群生、秋には紅葉まで楽しめる天空の植物園...

五竜岳の登山レポ

ここからは五竜岳の登山レポになります。

出発:3時15分、下山:15時00分
11時間45分(休憩含む)21.8km 累積上昇2,587m 下降2,659m

登山ルート:白馬五竜スキー場の駐車場⇒スキー場を徒歩で登る⇒遠見小屋⇒小遠見山⇒中遠見山⇒大遠見山⇒西遠見山⇒白岳⇒五竜山荘⇒五竜岳⇒ピストンルート⇒地蔵の頭⇒アルプス平駅⇒ゴンドラでスキー場を下山

登りはスキー場のゲレンデから遠見小屋を経由して遠見尾根へ。下りの最後は地蔵の頭から高山植物園を通ってアルプス平駅へ行くルートです。

登り

午前2時45分 白馬五竜スキー場の駐車場に到着。
辺りは真っ暗。
手早く身支度を済ませる。

午前3時15分 五竜岳に向けて出発。

まずは駐車場から白馬五竜スキー場に入り、ひたすらスキー場のゲレンデを登っていきます。

最初はスキー場の脇の舗装路を登っていくのですが、なにしろ暗くて全然道がわからない笑 ヘッデン点けてるけど、脇道からスキー場への入り口がわからずコースロスト。

「いきなり遭難ですか?笑」

と、仲間内で笑いながら話せるのもこんな場所だからで、これが登山の山中だったらシャレにならない。気をつけていかないと。

ようやくスキー場に入りゲレンデを登っていきます。

スキーでゲレンデを滑るときは全然わからないけど、スキー場のゲレンデって結構斜度があるんですよね。上り坂としてはなかなかしんどい。斜度一定の坂道だから、意外と足の筋力を使います。

真っ暗な中をひたすら登ります。

ようやく夜が明けてきました。

いやいや、なかなかしんどいよ。

ようやく辺りが見えるようになってきました。

朝日が綺麗ですね。
今日の景色に期待が持てます。

なかなかの急登です。

かなりウンザリしてきた。

6時00分 登山道の入り口に到着。

ゲレンデ区間が終わり、ようやく五竜岳に向けての登山道。
2時間半以上ゲレンデを登ってました。

後で振り返っても、最初のスキー場の登りが一番しんどかった気がします笑 スキー場って急登なんですねぇ。

遠見尾根を目指し登っていくと、徐々に景色が開けてきます。

振り向くと雲海が綺麗ですねぇ。

尾根散策には絶好の天気ではないでしょうか。

いよいよ本格的な尾根歩きです。

解放的で気持ちがいい~

登山道も歩きやすくてテンション上がります。

この辺りは、とにかく「綺麗だな~」「素晴らしい」「楽しい」しかなく。充実した時間でした。

動画の目の前に見えるのが白岳。最後に遠く見えるのが鹿島槍ヶ岳の北峰と南峰です。

動画で登山仲間が喋ってるけど、
壮大!デカい!
雄大な姿に圧倒されます。

それにしても気分がいいですね~
最高です。

整備された登山道。
でもこういう道はちょっと苦手。

壮大ですね~。

急登を登る仲間。
風が心地よく、何度も振り向きたくなる景色。

素晴らしい青空ですね~。

鎖場を頑張って登ります。

9時30分 ようやく白岳に到着。
五竜岳といえば、五竜山荘がよく見えるここからのアングルが有名です。

分岐の向こうは唐松岳。

少し降ろされて、
9時40分 五竜山荘に到着。

五竜山荘のベンチで少し休憩。
大きい荷物を置いて、五竜岳のピークを目指します。

五竜山荘からはガレ場が続きます。

五竜山荘を下に見る景色も素晴らしいですね~。

どんどん登ってピークを目指します。

あともうちょい。

10時55分 五竜岳の頂上に到着。

ピークの景色も素晴らしいですが、ここまでの稜線歩きの景色も最高!

五竜岳の頂上で15分ほど滞在した後、下山開始。

下り

ひたすら来た道を下っていきます。

どの登山もそうなのですが、下りは降りるのに必死で写真を撮ることが全くなく笑

これが登山の最後の写真です。

せめて最後の地蔵の頭(地蔵ケルン)からゴンドラ乗り場までの「高山植物園」くらいは撮っておくべきだったのですが、下りのペースで足を止めて写真を撮るってなかなかできないんですよね汗

15時00分 ゴンドラ乗り場に到着。

11時間45分の行程。
久しぶりに長めの登山でなかなか疲れましたが、最後まで楽しい登山でした。天気良く、五竜岳の景色にも圧倒されたからでしょうかね。

コーラが飲みたくなりみんなで乾杯!

コーラを飲みながら少し談笑した後、ゴンドラで白馬五竜スキー場を一気に下ります。

ゴンドラに乗ってるときに、上から眺めるスキー場の長さと高低差にめちゃくちゃビビる。

「これ、登りが真っ暗で先が見えなくてよかったね。スキー場で先が見えてたら心折れてたよ。今の疲れ具合でスキー場を徒歩で下りたくないし、下りがゴンドラで本当によかった」

などと話しながら駐車場に到着。

五竜岳から下山後

帰りはなにかガッツリしたものが食べたくなり、長野市で夕飯。

ガッツリ食を求めて彷徨う。

ガッツリ。

ガッツリ。

五竜岳の登山まとめ

五竜岳は天気に恵まれ、素晴らしい景色の下、稜線歩きと五竜岳登りを堪能することができました。

最初の真っ暗のゲレンデ登りは辛かったけど、あとはテンション上がりまくりで、常に景色の美しさに魅了された登山でした。

約12時間の行程だったので、いつもなら最後はウンザリ辛くなるはずなのですが、五竜岳の登山は最後まで楽しく。とても印象に残る山行でした。

次は八方尾根から唐松岳を経由して登る五竜岳登山もしてみたいですね。

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