天候:晴れ
ルート:太郎平小屋からピストン
宿泊:太郎平小屋に前泊
黒部五郎岳は、富山県と岐阜県またがる標高2,840mの山で日本百名山の一つ。山名の由来は、黒部の山域にゴロゴロした大きな岩が転がっていることから「ゴロゴロ⇒ゴロー⇒五郎」となり「黒部五郎岳」となった説があります。
黒部五郎岳への登山ルートは以下がメインです。
- 折立⇒太郎平⇒北ノ俣岳を経由するルート
- 飛越新道⇒北ノ俣岳を経由するルート
- 三俣蓮華方面からのルート
どれも日帰りでは難しいルートです。
今回は、折立から入って以下のような行程で行きました。
<シルバーウィーク>
9月16日(土):折立⇒太郎平小屋(前泊)
9月17日(日):太郎平小屋⇒北ノ俣岳⇒黒部五郎岳のピストン
9月18日(祝):太郎平小屋⇒薬師岳⇒太郎平小屋⇒折立
黒部五郎岳の登山レポ、折立登山口(駐車場)の様子、太郎平小屋の宿泊などを写真付きでまとめているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
折立登山口(駐車場)の様子
黒部五郎岳の富山県側からの登山口は折立が有名です。薬師岳に行くときの登山口にもなるので、休日やハイシーズンは結構混みます。
登山口までは車で富山市の亀谷まで行き、有料の有峰林道(乗用車は2,000円)を通って折立登山口まで行くのですが、有峰林道は午前6時から開くので、休日などは5時前から車の列ができます。
有峰林道
9月16日(土)
5時過ぎ 富山市亀谷に到着。
料金所の結構手前から車の列。
料金所のゲートが6時から開くので、そこまで車で待機。
6時過ぎに列が動き出すのでそのままついていく。
有峰林道は1本道。焦らなくても並んだ順で折立に到着するから、急いで飛ばしたり前の車を煽ったりしないようにしましょう。
登山口の少し手前あたりから狭い駐車場がいくつかあるけど、満車になっていても焦らなくて大丈夫です。登山口のところに広々とした駐車場があってそこに停められます。(ただし登山口から10分くらい歩く。ハイシーズンは誘導員がいるので指示に従いましょう)
折立登山口(駐車場)
7時前 折立の駐車場に到着。
車の中で身支度したり、朝食を食べたりして準備。
7時半くらいに登山口へ移動
7時40分 折立登山口に到着。
予約すればタクシーも来るし、本数は少ないけどバスもあるみたい。
このロータリーみたいなところに綺麗なトレイが一つ、登山口直前にここより綺麗じゃないトイレが一つあります。
今回もいつもの3人パーティーで登ります。
折立から太郎平小屋までの登山レポ
1日目スタート。
今日は折立から太郎平小屋までの短い登山となります。
4時間30分(休憩含む)6.9km 累積上昇1,049m 下降98m
登山ルート:折立登山口(薬師岳登山口)⇒三角点ベンチ⇒五光岩ベンチ⇒太郎平小屋
7時45分
ベンチの後ろ、ミズナラの巨木の脇から登山道スタートです。
まずは土の登山道を進みます。
やや急登だけど、雨が降ってなければ登りやすい登山道です。
9時30分 三角点ベンチ到着。
ここで水分とったりパンを食べたり小休止。
三角点を過ぎると展望が開けて、一面草原へ。
木の舗装路を歩いていきます。
草原が広がる登山道は、北アルプスの雲の平や青森の八甲田山を思い出しますね。
岩場、砂利道、舗装路を進んでいきます。
個人的に、舗装された階段状の登山道や砂利道は苦手。
歩幅が自分のペースと合わないことが多くて「歩かされている感覚」で疲れるんですよね。
いろんな山を登っていると、自分の得意・不得意、好き・嫌いの登山道がわかってきます。僕は岩場・鎖場をガシガシ登ったり、急登を自分のペースでゆっくり登るのが好きみたいです。
11時00分 五光岩ベンチ到着。
水分補給の休憩。
雲が多い日でしたが、景色は素晴らしい。
9月だけどまだまだ暑いですね。
砂利道の舗装路が続いて少し飽きてきた・・・
遠くにようやく小屋が見えてきました。
12時15分 太郎平小屋に到着。
12時を過ぎていたので、まずは太郎平小屋の外のベンチで昼食です。
今回は、太郎平小屋をベースに黒部五郎岳、薬師岳と行動するので、荷物を太郎平小屋に置いておけます。
ということで、こんなものを持ってきました。
普通に茹でるのとは違って、お湯を捨てなくてもいいように、水を少なめにしてお湯にかけます。
ぐつぐつ・・・
キューピーの和えるパスタソースを入れて完成。
うん、味が薄い!笑
仲間が岩塩を持っていたので、岩塩を足してちょうどいいくらい。
昼食を食べて、コーヒーを飲んだりしてまったり。
太郎平小屋の様子
13時30分頃 太郎平小屋チェックイン。
天井は低め。
太郎平小屋は、基本的には通路の両端に上下の寝床がある、一般的な山小屋タイプの宿泊所です。
ただ、通路の奥に個室が4部屋くらいあり、今回は3人パーティーということもあって、運良く奥の個室に泊まることができました。しかも2泊とも同じ部屋。ラッキー。
ちなみに、通路にある寝床ですが、入り口に近いところはトイレからの臭いが少し届く感じで、入り口に近いところになってしまったら正直ハズレだと思います。
水場、トイレもそれなりです。
24時から起きて行動しているので、部屋で少し昼寝。
16時30分、外はガスって霧雨模様。
個室に窓があり、外の様子が伺えます。
17時 夕食。
さすが、人気の山小屋のシルバーウィーク。食堂も満席でした。
食事内容は一般的な山小屋の内容。
可もなく不可もなく。
夕食を食べて部屋に戻り、うだうだしながら明朝の準備。
明日は午前3時30分から行動予定なので、19時過ぎには布団に入ります。
黒部五郎岳の登山レポ
2日目スタート。
ここからは黒部五郎岳の登山レポです。
9時間00分(休憩含む)17.2km 累積上昇1,375m 下降1,428m
登山ルート:太郎平小屋⇒北ノ俣岳⇒黒部五郎の肩⇒黒部五郎岳⇒ピストン⇒太郎平小屋
午前2時30分 起床。
身支度を済ませて外へ。
今日は1日晴れ予報です。
当然、外はまだ真っ暗。
少し肌寒いので上はジャージを着て。
登り(太郎平小屋⇒北ノ俣岳⇒黒部五郎岳)
3時45分 出発。
太郎平小屋を出て右手(南)が黒部五郎岳へのルートです。
しばらくは木の舗装路が続きます。
帰りはこの平坦区間もしんどい。
1時間後、夜が明けてきました。
朝焼けが綺麗ですね~。
遠くに見えるは黒部五郎岳?
と思ったら、北ノ俣岳。まだまだこの先、倍以上あります。
稜線に入り風も吹いて寒くなってきたので、ウィンドブレーカー、ニット帽、手袋、ネックウォーマーを着る。防寒対策完璧!
素晴らしすぎますね。
平坦&緩やかな登り坂の砂利道、ハイマツ帯が続きます。
5時50分 北ノ俣岳(上ノ岳)に到着。
じっとしてると寒いので、早々に北ノ俣岳を出発。
景色の良い稜線歩きは楽しい。
素晴らしい景色が続きます。
稜線歩きいいですね~。
目指す黒部五郎岳が見えてきました。
雄大。でかい。
黒部五郎の肩が近づくにつれて、急登になり岩場が増えてくる。
ここを越えれば黒部五郎の肩
8時45分 黒部五郎の肩に到着。
写真ではなかなか伝わらないけど、
ここから見える黒部五郎カールが圧巻!
遠くに見えるは槍ヶ岳。
午前9時 黒部五郎岳に到着。
黒部五郎岳のピークからは
薬師岳、剱岳、水晶岳、鷲羽岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳
すべてが一望できる贅沢!
天気が良くて本当によかった!
黒部五郎岳のピークでは30分ほど、景色を眺めたり、食事をしたり。ゆっくりまったりした時間を過ごす。
下り(黒部五郎岳⇒北ノ俣岳⇒太郎平小屋)
9時35分 下山開始。
再び黒部五郎の肩で写真撮影。
仲間のカメラを借りて撮影(しているフリ笑)
さあ、帰りも長い。
サクサク帰りましょう。
さようなら、黒部五郎岳。
翌日登る薬師岳がバッチリ!
明日も天気が良いといいけど。
と思っていたら、急にガスが濃くなり始める。
さっきまで晴れてたのに。
しばらく歩いていると、前から登山者が戻ってきます。

とのこと。

ホントに熊がいた笑
いや、笑い事ではない。
写真で見ると小さそうだけど、成人男性くらいのサイズはあったと思います。
それにしても、この熊。
完全にこちらに気づいてるのに、のんびりと、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。マイペースに散策してます。
30分くらいして、ようやく谷の方に下りて行きました。
バイバイ、熊ちゃん。
十分遠くまで離れたことを確認して出発。
気づくとガスも晴れてきた。
来た道を戻る旅。
どんな登山でもそうだけど、下りの終盤って早く到着したいし疲れてるしで、グングンペースが上がるし口数も少なくなる。写真も少なくなる(というかほとんど撮ってない笑)
それにしても長いなぁ・・・
行けども行けども着かず。
いい加減ウンザリしてきた笑
ようやく太郎平小屋が見えた。
14時30分 太郎平小屋に到着。
歩きっぱなしの9時間。
黒部五郎岳のピストンはそこまでアップダウンの多い登山道ではなかったけど、なかなか疲れました。
コーヒーブレイクを入れてから、仲間は太郎山へ行ったけど、僕は疲れが出ていたため太郎平小屋の部屋で休憩。
夕食はカツでした。
次の日は薬師岳。
朝が早いので、19時過ぎに布団に入る。
黒部五郎岳の登山まとめ
ここまで、黒部五郎岳の登山レポをまとめました。
初日に折立から太郎平小屋まで。
翌日は太郎平小屋から黒部五郎岳のピストンという1泊2日の行程。
黒部五郎岳の登山は天候に恵まれ、雄大な景色に圧倒されるばかり。アクセスが遠いこともあり、剱・穂高・槍ヶ岳という北アルプスの中で人気の山々よりは後回しにされやすい黒部五郎岳。だからこそ、静かで壮大な稜線は別世界の景色を作り出していました。
黒部五郎岳ピストンは、歩く距離もあり最後はなかなか疲れましたが、その疲れに十分見合うほどの感動を与えてくれました。