ナイキ(NIKE)ペガサス40のレビュー!ロングセラーシューズの感想

今回のランニングシューズレビューは「ナイキ ペガサス40」です。

ナイキペガサス40のレビュー

ナイキを代表するロングセラーシリーズで、初代が発売されたのはなんと1982年!その後、アシックスやミズノなどの台頭に押され1998年に一度終了となりますが、2000年に復活してからはナイキユーザーに根強い人気があります。

ナイキの代名詞ともなった「厚底シューズ」が発売されるずっと前から販売されているシューズで、ランニングや陸上競技を長くやっている人ほどペガサスを支持する人が多い印象です。

今回は、ペガサス40の特徴や実際に走った感想をまとめました。

ナイキ ペガサス40はどんなシューズ?

ナイキ ペガサスは、毎日のロードランニングで最適な練習効果を発揮するという「練習用のランニングシューズ」という位置づけです。

もちろん、本番のフルマラソンやさらに長距離のウルトラマラソンで履くランナーも多いですが、ナイキの公式としては練習メインというポジションのようです。

ペガサス40の特徴

公式が説明するナイキペガサスの特徴をまとめます。

  • 高反発のクッショニング
  • メッシュアッパーの通気性
  • 厚めの素材によるかかとの包み込み
  • 柔らかいソールによる着地の柔軟性

ペガサスシリーズは「柔らかくしっかりとした包み込み」「着地の柔軟性(柔らかさ)」「重さによる安定性」といった特徴があります。

「履き心地が良く、快適なフィット感。柔らかいのにブレることなく安定した走りの実現」という特徴のシューズです。

ナイキペガサス40の外観と素材

アッパーはメッシュ素材。

通気性が良さそうなので、汗や熱で不快になることは少なそう。

通気性が良いということは、水も入りやすいということで、雨の日のランだと中まで濡れやすくなりそうです。ただ、最近のランニングシューズはどれも通気性を重視していて、雨で濡れることはあまり重要ではないみたいですね。

かかと部分は厚めの作り。

厚めの柔らかいクッション性のある素材なので、かかと部分をしっかりとホールドしてくれて、かつ柔らかく包み込んでくれる感触。カチッと硬くホールドするのではなく、柔らかい印象。

ベロも厚めの作り。

ベロも厚く柔らかい素材の作りなので、足の甲を優しく包み込んでくれます。

ベロがセパレートタイプなので、一体型のようなしっかりした(時には窮屈に感じる)包み込みではなく、余裕があるけど柔らかしっかりといった感じ。

アッパー部分は硬めの素材。

これが着地の柔らかさだけではなく、反発力を生み出すのでしょうか。

ナイキペガサスの重さは片足で243.0グラム(サイズ25.5cm)

ナイキ公式の情報だと、28cmで297グラムなので、1cmで15グラム前後異なる計算です。

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ナイキ ペガサス40で走った感想

ここからは、ナイキペガサス40を実際に履いて走った感想をまとめます。

今回僕は「ウルトラマラソンの主戦力のシューズとなるのではないか?」という部分に期待してペガサスを購入しました。

シューズの感想については、個人の目的と好みの分かれる部分もありますので、参考の一つとして読んでみてください。

  • 履き心地はしっかりしてるが柔らかい
  • 着地も柔らかく安定感抜群
  • 推進力は感じられない

履き心地はしっかりしてるが柔らかい

履き心地はとてもいいですね。

かかと部分もベロも柔らかく厚めの素材なので、しっかりしたホールド感がありながら、硬さによる窮屈感がありません。柔らかく包み込んでくれる感じ。

スピードを出して走るとなると、柔らかさがやや頼りない感じもしますが、ジョグ、LSD、ウルトラマラソンなどの超長距離にはとても向いていて、疲れることもなさそうです。

着地も柔らかく安定感抜群

着地も公式の説明どおり、柔らかさがあります。柔らかさがありながら安定感もあるのがペガサスの良い部分ではないでしょうか。

柔らかいランニングシューズは、着地でブレやすいという印象がありますが、ペガサスは左右にブレることなく安定してます。しっかり包み込むホールドとアッパーが優秀なのでしょう。

10年くらい前に古いペガサスシリーズを履いたことがあるのですが、その時よりも安定感は大幅にアップしている印象です。

推進力は感じられない

推進力は感じられませんでした。
頑張っても全然進まない印象。

Reactフォームミッドソールで反発力をアップしているはずですが、反発力も感じられません。走り出す力、前に進む力という面ではイマイチだなぁという感想。

ズームフライやヴェイパーフライの反発力に慣れすぎてる部分もあるかもしれませんが、それにしてもスピード勝負ではとても使えそうにありません。ジョグやLSDでも、全然進まない感じがちょっとストレス。ズームフライユーザーとしてはかなり物足りなく感じてしまうんですよねぇ・・・

推進力に関しては10年前と変わらない感じがしました。蹴り出しもとにかく柔らかい感じで、頑張っても頑張ってもフニャフニャしてあまり進まない印象でした。

ナイキ ペガサス40のレビューまとめ

ここまで、ナイキ ペガサス40の見た目、素材、履いたときの感触、実際に走ってみた感想をまとめました。

「着地も反発も柔らかく、とにかく柔らかい」

これがペガサスの全体的な印象です。

歴代のペガサスシリーズから、この柔らかさは変わらない気がしました。シリーズで一貫して大きくコンセプトをずらすことなく守り続けているのは好印象です。

ただ、僕個人の好みに合うかどうかと言われると「う~ん・・・」という感想。

柔らかさと安定感がありホールド感も心地よいので、その部分については、長い時間履くLSDやウルトラマラソンには向いてると思います。

ただし、推進力がとにかく出ない。
頑張っても進まないので、進むためによりパワーを使ってしまいそうです。

とにかく長くチンタラ走るのならいいかもしれませんが、制限時間が少しタイトなウルトラマラソンでは、シューズの反発力・推進力には期待したいところ。

ランニングシューズについては、ランナーそれぞれ期待することが違うと思うので、僕の感想がすべてのランナーさんに当てはまるわけではありませんが、当初の目的である「ウルトラマラソンで主力のシューズとなるか?」という観点からは、ちょっと難しいかも?という結果になりました。

脚に余計な負担なく、ジョグやLSDを楽しみたいという目的にはピッタリのシューズだと思うので、個人的には練習でのジョグ・LSDメインのシューズとして使っていこうと思います。

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