2018年10月21日に開催された「第33回ヒロシマMIKANマラソン」に参加してきました。
みかんマラソン、ミカンマラソン、広島ミカンマラソン、、、と検索してもなかなか情報が出てこない、それほど地方のマイナーな大会です。
広島には仕事関係の知り合いが多くて、前々からみんなで「一緒にマラソン大会出ましょう!」っといって実現した今回のハーフマラソン。
情報が出てこないので、どんな大会なのか?どんなコースなのかもほとんどわからないままの参戦となりました。
ヒロシマMIKANマラソンはどんな大会なのか?
ヒロシマMIKANマラソン(ミカンマラソン)は、広島県江田島市、通称「えたじま」と呼ばれる島で開催される大会です。
島といっても車で行けるし船も出ているのですが、僕にとっては場所もよくわからないところだったので、まあ大変でした(^_^;)
MIKANマラソンのコース
ランネットのコースの特徴を読むと
「みかんの島の海岸沿いを走る。ハーフは多少高低差あり」
とあります。
多少か~、、と、確かに高低差だけを言えば多少なのですが、
- 5kmからの1kmに及ぶ長い坂道
- 11km過ぎからの激坂
といった2つの厄介な坂があります。
高低差の図でいう「才越峠」と「入鹿海岸」ですね。行きの上りは帰りの下り、行きの下りは帰りの上りになります。
入鹿海岸入口は、高低差の図で見ると大したことなさそうですが、短い距離で結構な急坂です。
その他はわりと平坦コースなので、この坂を攻略できればそこまでタイムを落とすことなく走れるコース。
中盤は海際のサンセットロードを走るコースで、景色もよく、海もキレイで(ペースに余裕があれば)気持ちよく走ることができます。練習で走りたいですね。
ただ、ハーフマラソンのスタート時間は10時35分。10月中旬とはいえ、日によっては暑い中でのハーフです。2018年もまあまあ日差しの暑い大会になりました。
ミカンマラソンの会場にはどうやって行くのか?
ヒロシマMIKANマラソンの会場は「大柿高校」というところです。
広島市内からは「車」か「高速船&シャトルバス」で会場入りします。
車の場合は大柿高校周辺にいくつか指定の駐車場があります。
満車で停められないということはありませんが、会場近くの駐車場から埋まっていくので、近くの駐車場がよければ早めに会場入りするといいでしょう。
広島宇品港というところから、江田島の中町港まで高速船(30分)、中町港からシャトルバス(10分)も出てます。
ヒロシマMIKANマラソンの完走記
直前まで胃腸炎で具合を悪くしていたので、ちょっと心配になりながら会場入り。走る体力はありそうです。
ヒロシマMIKANマラソンは地方の大会らしく、ゼッケンは事前に届きません。
はがき1枚送られてくるだけなので、当日は忘れないようにしましょう!
受付で事情を説明して、無事にゼッケンを受け取れましたが、大会当日に冷や汗をかかないためにも、受付のはがきは忘れずに。
受付を済ませて、仕事仲間とシューズ円陣!
スタート地点は大柿高校から少し離れた「大柿保健センター前」
スタート地点に向けて軽めのジョグでウォーミングアップ。
地方の大会らしく、スタート地点のタイム別のブロックなどはありません。
僕は1時間45分前後が目標だったので、中盤よりやや前くらいに整列します。
スタート~ハーフ折り返し
10:35 ハーフマラソンスタート!!
スタートゲート通過までは30秒くらい。
最初の2kmくらいは平坦コースです。道も全車線、それほど混雑もなく順調に進みます。1km5:26、2km4:55。
2km~3km区間で多少の上り下りがありますが、ここは難なくクリア。ペースを徐々に上げていきます。
4kmを通過して是長口交差点を左折すると、
最初の難関、1km弱ほどの長い坂道。
坂道が苦手な僕にとっては、最大勾配8%でもまあまあ大変な坂道で、他のランナーに抜かれていきます。ここをキロ5:06で通過。
途中、どデカイ「ドカーーーン!!」といった空砲?みたいな音が発射されて、思わず怯みます。
隣を走っていたランナーさんと「びっくりしましたね~」と会話。
坂を上りきって息はあがってましたが、その後の下りで挽回。
峠を越えてからは海岸線を走ります。
ここからのコースは景色もよくて海もキレイで気持ちいい!
大会本番なのでギリギリまで攻めて走ってますが、練習で走ったら気分良く楽しく走れそうなコースですね。
ただ、この日は日差しが暑かった!
9km過ぎくらいまで給水が3ヶ所くらいあったのですが、すべてパス。ハーフ折り返しで給水があるかな~っと思っていたのですが、結局12km手前まで給水無しで、ノドがカラカラになってしまいました。
給水は早めに!!
9km過ぎ、10km手前の「入鹿海岸入口」の下り坂を
「ここが帰りは上りになるんだよな~、、辛そう・・」
と思いながら勢いよく駆け下ります。
ハーフ折り返し~ゴール
ハーフ折り返しは「サンビーチおきみ」という場所で、なんとなく南国チックな道を折り返して、あとは来た道を戻ります。
ここで初めてのジェル補給&塩熱サプリ摂取。
今回は「WINZONE」のパイナップル味を初めて携帯。
足攣り対策の補給食で、暑くて攣りやすい環境の大会のときは重宝しそうです。味も美味しいので、今後の大会でのラインナップに決定です。
折り返してすぐに、初ハーフマラソンとなる仕事仲間のランナーさんとすれ違います。想像していたより全然早いところでのすれ違いだったので、
「頑張って~~!」
と声をかけましたが、
『あれ?ひょっとして追いつかれるんじゃね?』
と内心焦ってました(^_^;)
さっき楽して下った道が、今度は大変な上り坂。
できるだけペースを落とさないように、リズムよく。
「坂道は上体を意識してリズムよく」
脚に疲労がない状態で短い坂ならペース落とさず行けます。
坂を上りきって、しばらくまた海岸線の平坦コース。体の疲れもでてきて、ちょっと飽きもでてきて、少しペースが緩んでしまいました。。。
疲れとコースの飽きが出てきた時が今後の課題ですね。
途中で初めての給水。
海岸線のコースを進むと、
MIKANマラソン最後の難関。
14km地点から1km以上続く坂道。
ここの長い坂はさすがにつらかった!!
ペースもキロ5分10秒までダウン。
下を向いて、上りきってからの下りをイメージして着実に進みます。
15.5kmくらいで才越峠を上りきってここからは下り道!脚も問題ないので勢いよく下ります。
是長口信号手前の給水所で(僕にとっては)最後の給水をして、気合いを入れてゴールを目指します。
この辺になると、コースのキロ表示とGPSウォッチの測定がズレて、ウォッチの方が早くカウントされます。
どの大会でも同じで、大体GPSウォッチの方が早くラップを刻みますが、僕はウォッチのラップを意識します。
ちょっとでも「何km到達した~~」ってのが早いほうが気分が楽だからです(笑)
最後なんて競技場のコースを走ったり、会場が見えれば自然と最後のひと踏ん張りできますよね。
ということで、今回も200mくらいGPSウォッチの方がラップカウントが早かったですが、それを見ながら「あと3km、あと2km」と走ります。
どんな大会でも残り5kmって長いですよね(^_^;)
JA呉大古支店を過ぎて信号を進むと、右手に大柿高校が見えてきます。
ここまでくればあともうちょい、最後のひと踏ん張りでペースアップ!
高校前のファミリーマートを右折して高校に入り、芝のトラックを半周して
ヒロシマMIKANマラソンゴール!!
- グロス:1時間42分40秒
- ネット:1時間42分12秒(ウォッチ計測)
久しぶりの本気ハーフマラソン、坂道コースを考えれば上出来のタイムです。
途中緩んでしまったのが今後の課題ですが、ナイスレースができました。
MIKANマラソンゴール後
マラソンゴール後は、
お楽しみの「何でも食べていいタイム!」
といっても、胃腸炎の影響であまりバカ食いはできず・・・
大会の参加賞でもらえるお弁当を半分くらいと
豚串をいただきました。
一緒に出た仕事仲間と団らん。
ひとりは途中リタイアでしたが、あとは完走。PB更新した人ありと、みんな充実した大会になったみたいです。
ヒロシマMIKANマラソンのまとめ
- 坂道コースの経験値が積める(後のレースに役に立つ)
- 秋冬の本命大会のステップレースになる
- 海岸線の景色と海が綺麗
- 坂が厄介なのでPB更新には不向き
- 日によっては暑くなる
ヒロシマMIKANマラソン、長い坂と細かい急坂があるので、タイムを求める目的としてはやや不向きかもしれません。
5km、10kmの部なら坂道の前に折り返しになるので、PB更新も十分に狙えます。
海岸線のコースは景色がよく、時期的にも秋冬の本命大会に向けていい練習になる大会だと思います。
地元広島のランナーさんなら、ステップレースとしてありですね。この坂を経験しておけば、秋冬の少し坂のある大会でも難なくクリアできるはずですよ!