2019年5月19日に開催された「第45回洞爺湖マラソン」に参加してきました。
洞爺湖マラソンは初参加。
いつか来たいと思っていた洞爺湖に、マラソン参加として来られるのは、ランやってて良かった~っと思う瞬間ですね。
サロマ湖100kmウルトラマラソンの練習大会として臨んだ大会でしたが、練習の調子もよく、しっかりタイムを狙った大会になりました。
今回は、洞爺湖マラソンの特徴と、実際の大会本番の完走記をまとめます。
洞爺湖マラソンの特徴
洞爺湖マラソンは、北海道の「洞爺湖」を舞台にした大会です。洞爺湖サミットでも有名ですよね。
洞爺湖をグルっと1周するコースで、折返し部分を含めて走った軌跡が「りんごマーク」になることでも知られています。
会場は洞爺湖畔の遊歩道で、洞爺湖温泉街の中心地となります。
更衣室は洞爺湖観光情報センター、荷物預けは洞爺湖文化センターです。
フルマラソン、10km、5km、2kmの種目がありますが、メインはフルマラソン。
実際に参加して感じた特徴をまとめます。
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- 駐車場は指定。会場まではバス移動で時間がかかる
- 更衣室、荷物預けあり
- 建物、広場等あってスペースには困らない
- 7kmから8kmまでの上りが1つ目のヤマ場
- 20kmから5kmに続くゆるい上りは我慢
- ところどころ細かいアップダウンあり
- 25kmからの緩やかな下りで勢いに乗りたい
- 30km過ぎからは日陰あり。その他はほとんど日差し
- スタート直後以外はコース幅は余裕あり
- ゴールが見えてからの遊歩道が長く感じる
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7kmから8kmまでの上り坂と、20kmから5km続く上りがポイントです。
特に20kmから続く5kmの上りでいかに我慢できるかがタイムに大きく影響します。
他はわりと平坦なコースですが、ところどころ細かいアップダウンがあります。
25km過ぎからの下り坂で勢いに乗って、30kmからの平坦コースをそのままのリズムで押し切れれば、PB更新も十分狙えるコースだと思います。
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洞爺湖マラソンの会場入り
洞爺湖マラソン前日は、スタート地点にほど近い「ホテルグランドトーヤ」に泊まりました。
まあまあ年季の入ったホテルでしたが
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- ホテルから直接スタートに行ける
- 前日から車が置ける
- 当日も荷物が預けられる
- ゴール後そのままホテルの大浴場が使える
- 前夜の花火が間近で見られる
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といったメリットがあります。
ですが、、、宿泊費は高い!!
シーズンオフの2倍くらいはしたんじゃないかなぁ・・・
とはいえ、会場に近いホテルは全部「洞爺湖マラソン価格」でしたが。
室蘭あたりの安いホテルに宿泊して、当日の朝に1時間かけてくるか、少しお金はかかるけど、前日から当日の利便性をとるかですね。
いつものメンバーと合流
今回も、いつもサロマ湖100kmに一緒に出る北海道のOさんとMさんと参加です。
Oさんとは一緒にトーヤグランドホテルに宿泊し、Mさんとは会場で合流です。
Oさんと。Mさんとシューズ円陣し忘れました。。。
僕とMさんはサブ3.5ペース、Oさんはサブ4ペース狙いです。
携帯するエナジージェル
携帯するエナジージェルは1ヶ月前の「前橋渋川マラソン」と同じです。
- マグオン(Mag-On):2個
- ハニースティンガー(カフェイン入り):1個
- メイタンCCC:1個
- 塩熱サプリ:4個
- 足つり防止の漢方:1個
- ハンドタオル
今回は積極的な補給を意識していたので、初めて携帯した補給食をすべて摂取して走りました。
まあ、それで効果があったのかどうか、、はよくわかりませんが(^_^;)
今回もウェストポーチは無しです。
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洞爺湖マラソンのレース完走記
ここからは、洞爺湖マラソン(フルマラソン)の完走記です。
スタート前はリラックス
洞爺湖マラソンのスタートは9:30と他の大会より少し遅め。
スタート20分前くらいに「わかさいも本舗」前あたりのスタート位置に。今回は陸連A・Bのすぐ後ろからなので比較的前めの整列。
サロマの練習ランとして、また前橋渋川マラソンでサブ3.5を達成していたこともあり、比較的リラックスしてスタートを待つ。
一緒のブロックだったMさんから
「陸連Bブロックはおそらく自分たちより遅いランナーだからスタート気をつけて」
「コースは木陰が多いから日差しもそれほど苦にならないよ」
と伝えられる。
序盤の10kmはまずまずのペース
午前9時30分、洞爺湖マラソンのフルマラソンがスタート!!
スタート地点通過まで30秒くらい。
洞爺湖温泉街を抜けるまではかなり混雑。
Mさんが言ったとおり、陸連のBブロックのランナーはペースがそれほど速くない。とはいえ抜けるスペースもないので、ここは流れに任せて走る。
最初の1kmは5分16秒。速くはないけど入りとしては悪くない。
ここから7kmまでは細かいアップダウンが続くコースだけど、それほどアップダウンを感じることなくスムーズに走る。Mさんと大体同じペース。
平均4分50秒前後で7km地点まで到達。
前橋渋川のときほど速くないけど、コースの起伏を考えたら悪くない。
7km地点からは1つ目のポイント、8kmまでの上り坂。
急坂ってわけじゃないけど、なかなか体力と脚力を使う坂道ではある。
トレイルランナーでもあるMさんにどんどん離される。上り坂、本当に苦手だな~
無理追いはせずに1kmに渡る上り坂を5分11秒でクリア。
500mくらいの下り坂のあとは、しばらく平坦コース。
10kmまで49分10秒くらい。
サブ3.5に貯金はないけど、大体イーブンペースでここまでいい感じに。
コースは広いけど日差しがキツい
10kmからはアップダウンがいくつかあるけど、比較的平坦なコース。
ここから少しペースアップして4分45秒~50秒くらいまで押し上げたい。
・・・が、日差しが暑い!!
気温がそれほど高いわけじゃないけど、日差しがキツい。
Mさんが言っていた木陰も全然ない!(笑)
給水地点にあるスポンジで首元から水を流す。
今回、この日差しにやられた人も多かったみたい。
暑くなってくると心拍数も上がって疲れやすくなってくる。
少し体の疲れが見えたところで20km地点。
10kmからのラップは48分50秒。
ここを48分前後でクリアしたかった。
上り坂は我慢の走りで
20kmを過ぎてからは2つ目のポイント、5kmに渡る地味にツラい上り坂!
上り坂に入って500mくらいで中間地点をクリア。1時間43分40秒くらい。前橋渋川マラソンより3分40秒遅い通過。サブ3.5は厳しいかも?
この時点でまあまあ疲れも見えていたのでペースが上がらない。
つらい時は声出し作戦。
「つらい~~、きびし~~~」
と声に出しながら走る。
僕の場合、思ったことを口に出したほうが気持ちが紛れるっぽい。沿道の人も笑いながら「頑張れ~!」と言ってくれるので、さらに元気がでる。
とはいえ、ここの上り坂はやっぱり疲れた。傾斜は緩いので脚にダメージが残るほどではないけど、地味に体力を削られる感じ。
24.5kmを過ぎて、ようやく折り返しからの下り坂。
下り坂でペースアップして、30km過ぎの平坦コースも勢いそのまま行く!
・・・作戦だったけど、下り坂になっても思うようにペースがあがらない。傾斜は緩やかとはいえ、いつもならペースアップできる絶好のコース。
脚に余力はあったから、暑さで体が思っていた以上に疲れてたのかな?
4分55秒前後で30km地点へ。20kmからのラップは50分25秒。トータルタイムは2時間28分30秒くらい。頑張ればサブ3.5いけるか?
気持ちと脚とのバランス
30km過ぎ。
Mさんの姿が視界に入り、徐々に近づいてくる。僕のペースが速くなったのではなく、Mさんのペースが落ちてきた。
追い抜くときに話したら、ちょっと前から痛めている足裏が痛いとのこと。1ヶ月後のサロマを見据えて無理はしなさそう。
Mさんを抜いたとはいえ僕もペースは上がらない。
32km地点。残り10kmで2時間30分ジャスト。
頑張ってキロ5分を切ればサブ3.5を達成できる。
「ここから1kmのタイムで決めよう。余力をもってキロ5分くらいで走れるなら、ちょっと無理をしてでもサブ3.5目指そう」
だんだんと気温も高くなってきたけど、32kmくらいからは木陰も多く、風は涼しい。環境的には全然いける!
33km通過。ラップは5分14秒。
「ダメだ。ちゃんと集中して走ったのに、キロ5分14秒と5分ジャストも程遠い。ここから4分台で押すのは無理だ」
正直、この時点でちょっと心が緩んでしまった。
前橋渋川のダメージが大きかったので、ここで無理をしてサロマに影響するのも避けたいという思いも働いた。
フルマラソンの33km過ぎ。体力的にも脚的にも余力はなく、もちろんつらいのだけれど、一度諦めるとズルズルとラップは落ちる。
「サブ3.5に届かなかったのは前半貯金を作れなかったから?25kmからの下りでペースアップできなかったから?脚は残ってたのに何であそこでペースアップできなかったんだろう?日差しの暑さか?」
などと振り返りながら、左手に見える洞爺湖を眺める。
天気がよくて本当に美しい。ロケーションは最高の大会だな。
「あ、『ロケーションを楽しむ余裕があるなんて全力出してない!』ってまた言われるかも(笑)」
とか考えながら走る。
洞爺湖畔遊歩道に入る最後の上り坂では、5分54秒までラップが落ちる。
まだまだサブ3.5レベルには走力が足りない。前橋渋川では気合いで乗り切ったけど、安定して結果を残すためにはもっとレベルアップが必要だ。
遊歩道前の土のコースを抜けて遊歩道へ。
ゴールが見えてからが結構長い。
タイムは3時間32分くらい。
せめて3時間33分台でゴールしたいと思って最後のペースアップ!
最後は周りを見る余裕もなく駆け抜けてゴール!!
タイムは
- グロス:3時間34分25秒
- ネット:3時間33分53秒
自己No.2のタイム。
3時間30分台前半でゴールできたのは合格点だけど、サブ3.5レベルとしてはまだまだ。
「余力を持って3時間半切るくらいの走力まではレベルアップしたい!」と強く実感した大会でした。
洞爺湖マラソンゴール後は温泉からのリカバリー
ゴール後ほどなくMさんもゴール。
2人で記念撮影しました。
同じく一緒に出場したOさんの状況を応援ナビで見ると、まだ35km手前。キロ6分と考えてもゴールまで40分以上かかりそうです。
ゴール後は洞爺湖温泉の無料入浴へ
ご家族と一緒に来ていたMさんと別れて、前泊したトーヤグランドホテルの大浴場へ。ゴールから徒歩数分でホテルがあるのはいいですね。
洞爺湖マラソンは、すぐそばにあるいくつかのホテルの大浴場がゴール後に無料で入ることができます。タイムが遅いとちょっと混んでますけどね(^_^;)
大浴場に入ってトーヤグランドホテルのロビーで一息ついていると、ゴールしたOさん登場。タイムは4時間20分くらい?日差しの暑さにやられたみたいですね。
セイコマのチキンでリカバリー
Oさんの身支度を済ませて、ホテルの近くにあるセイコーマートへ。
札幌マラソンのときもそうでしたけど、北海道にくると絶対1回はセイコーマートのお惣菜を食べてる気がしますね(笑)
<ホットシェフのうま塩チキン>
ペコペコのお腹にチキンが染み渡る~~
もっと食べたかったけど、この後に「中山峠のあげいも」と「定山渓温泉のご馳走」が待っているのでチキンのみでセーブ。
【番外編】洞爺湖マラソンの前日と当日のご褒美
ここからは番外編。
洞爺湖マラソンの前日とマラソン後の様子です。
洞爺湖の近くにある昭和新山。
子供の頃「ブラックジャック」というマンガで出てきた場所で、一度は来てみたいと思っていたので結構感動でした。意外に大きくてキレイだったな~
あ、ソフトクリームがメインになっちゃってますね(笑)
洞爺湖は景色が本当に最高!遊覧船にも乗ってみました
前日の8時45分から湖畔で花火が上がります
中山峠のあげもち。シンプルながら美味しい。ボリューミー
札幌から1時間くらいの定山渓温泉。
リーズナブルなのにいいお宿
次の日は札幌でかに料理
ズワイガニの太巻きが食べたかったんです
夜は”すすきの”へ~
イケスから取り出してすぐに調理したイカ
甘くてうま~~
“さんまのまんま”という料理名のさんま料理
これも美味しくておかわりしちゃいました
帰りの新千歳空港でソフトクリーム
ボリュームありすぎで最後はちょいつらかったw