2025年11月3日に開催された「第35回ぐんまマラソン」のフルマラソンを走ってきました。
一昨年、昨年と10kmの部に参加しましたが、2025年は3年ぶりのフルマラソンです。
結果は、

ネット:3時間37分29秒
後半は雨と風が強く厳しい環境でしたが、現時点での練習量・走力としては満足いく結果です。フルマラソンなのでもちろん辛かったですが、最後まで楽しく走ることができました。
今回は、第35回ぐんまマラソンの完走記をまとめます。
ぐんまマラソン2025の基本情報
ぐんまマラソンはここ何年もコースも運営も変化がありません。
ぐんまマラソンの基本情報、コース、天気などは2022年の完走ブログでくわしくまとめてあるので、必要のある方はそちらを参照してください。
参考 ぐんまマラソン2022完走ブログ!地味に高低差のあるフルマラソンを走ってきました
ぐんまマラソン2025スタート前までの準備
ぐんまマラソン当時は朝4時過ぎに起床。
お茶漬けを一杯食べる。
あとは会場でパンとかパーフェクトエナジージェルなどを摂取する予定。
最近は、フルマラソンの前日も当日の朝もあまり積極的には食べない。走っているときに何となく気持ち悪くなったりするのが嫌なので、走っている最中にジェルなどで補う作戦。
毎年、ぐんまマラソンは自転車で会場入りしていたのだが、今年は車で行く。早めにエントリーしたので駐車場が確保できたのと、久しぶりの本気フルなので、走った後の疲れ具合が読めなかったため。

6時過ぎに自宅を出発、6時半過ぎに大会指定の駐車場着。

駐車場から会場までは約1.5km。徒歩で2,30分ってところ。
車の中でパンを食べたりTシャツにゼッケンを付けたりして時間を潰す。
、、、と、してるうちになんと雨が降ってきた!
天気予報では、冬型の気圧配置であるものの晴天予報だったので、この雨は意外!ということは、冬型が強まっているということで、たぶん風も強くなるだろうな、と予想。
天気と気温が読めなかったので、必要そうなグッズをすべてザックに入れて、ウィンドジャケットを着る。
7時20分に駐車場を出発。

7時50分過ぎに更衣室のあるグラウンド着。


ここの建物、更衣室をスルーして奥に進むとベンチのあるスペースがある。早めに行けば場所が確保できるので毎年ここを利用。

足にテーピングをしたりジェルを摂取したりして準備。

ぐんまマラソン2025完走記
S、A、Bブロック:8時55分スタート
Cブロック以降:9時00分スタート
僕はBブロック、第1ウェーブなので、スタートは8:55
20分前の8:35くらいにスタート地点に向かう。
服装:サンバイザー、サングラス、Tシャツ、アームカバー、ランニンググローブ、ハーフタイツ、マルチポケットパンツ、5本指ソックス
補給:マグオン2袋、メダリスト(りんご)1袋、メダリストカフェイン200冴1袋、塩タブレット1個
アルファフライ3はフルマラソンでは初使用。
ポンポン跳ねる反発力に期待!(楽したいw)
整列後「スタート直前に前に詰めるのかなぁ」と思っていたら、そこまで詰まらず。スタートゲートまで結構あるぞ。
スタートから10kmまで
午前8時55分、ぐんまマラソンスタート!
スタート地点通過まで1分以上かかってスタート(実際には1分半)
「まあいいか、後ろがいない分気楽に走れる」
久しぶりの本気フルマラソンなので、前半は突っ込みすぎないことをテーマに。
1km通過は5分32秒。
ちょっと遅い気もするけど、手を抜いてるわけじゃないし、しばらくは体が自然と動く範囲で走ろう。
スタートから最初の折り返しの5kmくらいまでは緩やかな登り坂(体感では感じない)と向かい風なので無理はしない。5分22秒、5分12秒と徐々にペースが上がっていく。
5kmを折り返して利根川沿いを南下。
ここは緩やかな下り&追い風区間になるので、少しペースアップを意識する。ペースはキロ4分50秒台へ。無理はしてないけど、3年前は4分40秒台で走った区間だよなーって思いながら走る。
スタート地点の正田醤油スタジアム群馬(敷島公園)を通過して、大渡橋を渡る。意外と向かい風が強い。
目の前の浅間山が白くなっていて綺麗。
「浅間がこの時期に白くなるのは結構珍しいかな」
と考えていると最初の10kmを通過。
マグオンを1袋摂取。

10kmから20kmまで
10kmからイオンモール高崎の道を左折するまでは上り坂。厳しい上りではないけど上り坂がずっと続くので、ペースが落ちても無理をせず体が動くままに任せる。
途中の陸橋の坂では腕をよく振って。
2018年の奈良マラソンで有森裕子さんから「上り坂は腕を振って!上半身で上げるんだよ!」って激を飛ばされてから、坂道では自然と思い出す。有森さんのパワーと影響力すごい。
冬型の気圧配置で風があるものの、例年より気温も低く暑くはない。このまま暑くなければいいんだけど、この時点では日差しがちょっと気になる。
少し暑くなってきたのでグローブを脱いでランパンのポケットへ。
ここの区間は長い上り坂。
ペースはキロ5分台に落ちてしまったけど、ようやく坂道も終わり左折してイオンモール高崎方面へ。
ここからは下り坂になるので意識的にペースを上げる。
キロ4分50分台へ。
それほど無理してる感じもないのでここまではいい感じ。
15km地点を通過、イオンモール高崎を通り過ぎて左折。再び前橋方面へ。
ここから平坦になるからペースを落ち着かせようと思ったけど、わずかながら下り基調だったのでそのままペースを維持して走る。
途中で、自分と全く同じカラーのアルファフライ3を履いてるランナーさんを発見!追い抜く。
ここの区間をいいペースで走り抜け、前橋問屋町の交差点を左折して産業道路へ。ここから国道17号を横切るため路地裏のちょこちょこした道へ。
この辺りで左足の親指が痛くなってくる。
「アルファフライ3で10km以上走るの初めてだからなぁ」
「このまま痛みが強くなったらまずいな・・」
などと思いながら走る。
3年前はこの辺で急に体が動かなくなった苦い記憶がある。
今年はどうかな?
20km通過のところでメダリストを摂取。

20kmから30kmまで
20kmを通過して国道17号へ。
体は今のところまだ大丈夫っぽい。
新前橋駅の北側を通過して、陸橋の下をくぐって再び国道17号へ。
17号へ入ってすぐに、体がキツくなって動かなくなる笑
走力?
精神的なもの?
キロ5分を維持するのもキツイくらい急に動かなくなる。
「メダリストカフェイン200を飲むか?」
「いやいや、まだ早いだろう」
「でもキツイしなぁ・・・」
などと考えていたら、17,8km付近で追い抜いたアルファフライ3のランナーさんに抜かされる。
「せめてこのランナーさんに離されないようについていこう!」
2,30m後方から見失わないようについて行く。再びキロ4分50秒台へ。
途中の交差点で、交通規制で通れない一般の方が、警察官に向かって激怒してる場面に遭遇。気持ちはわかるが、そこまで怒らなくても・・・
それにしても、ぐんま県民マラソン(ハーフ)の時代から出てるけど、ぐんまマラソンでは一般の方が怒ってる場面に必ず遭遇する。僕は割と全国いろんな大会に出てるけど、激怒してる場面を見るのはぐんまマラソンくらい。地元民だから意識してないけど、グンマーって気性が荒いのかなw?
27km地点、陸橋を越えたあたりからさすがにキロ4分台の維持がキツくなり5分台へ。
28,2kmの給水が見えたあたりでメダリストカフェイン200を摂取!
回復に期待!
大者という二郎系ラーメンで超有名なお店の交差点を左折(公式のコースマップではつり具の上州屋となっている交差点)もう少し進むと30km地点なのだが、ここからの区間が曲者。北向きとなって、向かい風がキツイから。
マルエドラッグを左折していよいよその区間へ。
強風!
そして
打ちつける雨!
強風はある程度予想したてけど、雨は全然聞いてないw 今日は1日晴れ予想だったはずだが?
声に出さないと心が折れそうだったので「キビしーー!」って言いながら走る。隣を走るランナーさんも笑ってた。

30kmから40kmまで
30kmを過ぎてフレッセイの交差点を右折。
左側に建物のある道路になり、風が少し落ち着く。
ここでメダリストカフェイン200冴を摂取。
最近、カフェインも効くのか効かないのかわからないけど、少しでも楽になることを祈って。
横殴りの雨で結構濡れる。
手が冷たくなってきた。
育英大学を左折して長い直線へ。
再び強烈な向かい風。
ここで無理してペースを維持するのをやめる。
心が折れたわけではなく、ここで無理すると終盤で大失速につながりそう。体も疲れてきたし、脚も棒になってきたので、無理しすぎないペースを維持して頑張る。キロ5分20秒前後。
いよいよ手が冷たくなってきたので、再びグローブをつける。
ここの直線は自宅から割と近いところにあるので、土地勘もある。よく行くコメダ珈琲店もあるが、走りに集中してるためあまり余裕はない。
水たまりを避けながら走り、新前橋駅の通り、35km地点へ。
3年前は暑さでヘロヘロだったけど、今年は暑くないだけマシ。
とは言っても、体力も脚も余裕があるわけではなく、ペースが落ちないように集中して走る。
平成大橋の手前を左折して利根川沿いのサイクリングロードへ。自分のマイコース、昼間ランのときは常に走るところ。
※写真は練習ランで撮った時のものです
陸橋をくぐるため急坂を降りて登る。

上り坂の長さ、その後の緩やかな下りがあることを知っているため、ここは緩めず登り切る。

「コースを把握してるって安心感があるなー」
などと余裕くれていたら、左脚の太ももがいきなり攣るw
坂道で頑張りすぎて急に攣りがきた。
誤魔化して走るのが無理そうだったので、一度止まってよくマッサージ。
少し落ち着いたのでゆっくり走り出す。
残り4km、さすがにキツイ。
最後の坂道をはぁはぁ言いながら登る。

サイクリングロードを抜けて中央大橋へ。
利根川を挟んで右手には群馬県庁、左手にはグリーンドーム前橋が見える絶景ポイントだが、もちろん景色を堪能する余裕は無し。
利根川上流からの風がとんでもなく厳しい。
「県庁を折り返してからのラストの国体道路(利根川沿いの北向きの道)は相当キツイぞ・・・」
めっちゃ憂鬱になる。
中央大橋を渡り、追手町交差点を折り返し群馬県庁へ。
県庁を折り返してくるランナーさんの顔がみんな厳しい。
向かい風が相当ヤバそうだ。
脚が攣らないように、何とかキロ5分30秒をオーバーしないペースで進む。
県庁の折り返し地点に到達。
ビル風?なのか風が凄い。
と、その時!
「危ない!!!」
という大声とともに、給水所の机が倒れ、テントが吹き飛ぶ!
なんとか間一髪かわす!
給水しようと近づいていたらヤバかった・・汗
風で紙コップが飛ぶ光景は見たことあるけど、机ごと吹き飛ぶのは初めて見たかも笑
県庁を折り返し向かい風区間。
めちゃくちゃ厳しい!
この向かい風の中ペースを維持するのは厳しすぎる・・
もう仕方ない、ペースは気にせず、一生懸命腕を振って頑張ろう。
40kmを過ぎて国体道路へ。
残り2kmだ。

40kmからゴール
グリーンドーム脇、利根川沿いの国体道路。
ぐんま県民マラソン(ハーフ)の時代からぐんまマラソンは出てるけど、おそらく過去イチの突風。全然前に進まないw
まあ、本当に進まないわけじゃないけど、ペースは全く上がらず。キロ5分50秒。ラストだから頑張ってるんだけどね。
コース脇の歩道から、すでにゴールして駐車場に向かうと思われるランナーさんが応援してる。
気分的に長い長い国体道路を抜け、いよいよゴールの競技場へ。
ラストスパートしようとしたけど、目標となるランナーさんもいないし、まあいいか笑
競技場へ入り、そのまま惰性でゴール。
ゴール地点の時計で3時間38分台ギリギリ、手元の時計で3時間37分30秒くらい。
久々の本気マラソンで3時間40分を切ったのなら上出来。
ネット:3時間37分29秒

ぐんまマラソン2025ゴール後
ゴール後はすぐに荷物を受け取る。
荷物受け取り場所も風がヤバい。
荷物を預けるときに使うビニール袋がところどころで舞っている。
荷物預かり場所のテントも吹き飛ばされそうなので、運営の人たちが慌ててテントを撤収してた。

雨が降ってきたら仕方なし、ビニール袋に入ってるからある程度大丈夫だろう、それよりもテントが危険と判断したのでしょう。
朝の待機で使用した隣のスタンドの中へ。
さすがにまだスペースは空いている。
ボディーシートで全身を拭いて、着替えてリフレッシュ。
さすがに疲れたな。
身支度を整えて帰路へ。
競技場を抜けて駐車場までは国体道路のコース脇を歩く。
走ってるランナーさんたち。

ちょうど4時間半くらいのランナーさんたちかな?

みんな苦しそうな顔で、向かい風がキツそうだ。
駐車場までの徒歩が意外と長い。
ようやく車について、帰りがけにマクドナルドへ。

最近はマラソン後のマックが定番。
かなり疲れていたのもあって、コーヒーをおかわりしたり、何だかんだ2時間くらい居座ってしまった笑
ぐんまマラソン2025まとめ
ここまで、ぐんまマラソン2025の完走記をまとめました。
久しぶりの本気フルマラソンということで少し緊張したけど、極端な大崩れもなく、満足のタイムで走れたと思います。欲をいえば3時間35分以内で走りたかったですが、まあそこまでの走力は無いですね。
3年ぶりのぐんまマラソンのフルでしたが、振り返ると案外楽しいコースかも?と思っています。上り下りあり、強風ありで、PB更新を目指す大会ではないですが、地元民としては馴染みのある風景なので楽しい印象が残りました。30kmから雨に打ちつけられて、やぶれかぶれ的になったのも良かったかも笑
ただ、20km過ぎからの国道17号でいつもペースが落ちるのでそこが鬼門ですかね。どうすればそこでもペースが維持できるか?今後のぐんまマラソンの課題としましょう。

