2015年7月12日に開催された「第8回 嬬恋高原キャベツマラソン」に参加してきました。
個人的に今回のキャベツマラソンは
「リベンジ!」
と銘打って臨んでいます。
というのも昨年のこの大会
「キツいとは聞いていたけど、ちょっと坂があって普通のハーフより歯ごたえがある程度でしょ?僕は四万十ウルトラランナーよ?」
と舐めてかかった結果、とんでもなく苦しめられて、最後は息も絶え絶えなんとか歩いてゴールした、、、という、とても苦しい経験をしたからです。
今年はそんな昨年のリベンジを果たすべく、断固たる決意で望みました。
結果は!?
・・・最後で発表します(笑)
ぜひ最後までお付き合いください。
昨年よりも真夏の日差し!
嬬恋高原キャベツマラソンは、群馬県嬬恋村で開催される大会で、日本一起伏の激しい過酷なマラソンとして有名な大会です。激坂好きのドMランナーには堪らないコースですね(笑)
大会名にもあるとおり、嬬恋村はキャベツの生産で全国的に有名な場所。
嬬恋に入った瞬間、見渡す限りのキャベツ畑は本当に美しい。
向こうに見えるのは浅間山
午前7時過ぎに現地入りして感じたことは
暑い!
昨年の嬬恋は、早朝は気温が低くて長袖が必要なくらいでしたが、今年は長袖は全く必要なし。
湿度はないけど突き刺さるような日差しが強烈で、今年も暑さに苦労することはこの時点でハッキリわかりました・・・
恒例のキャベツ食べ放題
嬬恋高原キャベツマラソンはなんと言ってもキャベツ推し!
参加賞がキャベツなら、無料で配布されているのもドリンクやお菓子ではなくてキャベツです。
今年もしっかりいただきました。
ただ、ひとつ残念な出来ことが。。。
周りを見回してみると、第8回記念のTシャツを着ているランナーがちらほらと。
参加賞にTシャツは無いので、聞いてみると前日のイベントから限定販売しているとのこと。嬬恋高原キャベツマラソンは、デザイン・カラーともにとてもオシャレで今年のTシャツも爽やかなグリーンがとても綺麗なTシャツ。
早速購入!
・・・と思ったらすでに売り切れ(T_T)
大会公式ページには告知があったようですが、参加ハガキにも記載があれば間違いなく朝一番で買ったのに、、、残念です。
キャベツマラソンのグッズが欲しい人は、前日入りか朝一番の早い時間に会場に行きましょう。
嬬恋高原キャベツマラソンの全行程
嬬恋高原キャベツマラソンのハーフの部スタートは午前10時。
すでに気温は30℃近く、日差しも強烈です。
今回のゲストランナーもプロスカイランナーの松本大さん。
嬬恋村出身で世界的に活躍している山岳ランナーですが、その松本大さんが開会式で次のように言っていました。
「普段はこういう事は言いませんが、この大会だけは言います。ハッキリ言ってこの大会は辛いです。特に残り2kmは無理して走らず、歩いて景色を楽しむくらいの気持ちで臨んでください。水をかぶって熱中症だけには注意して!」
と。
プロスカイランナー認定の辛い大会のようですね。。。
スタートから折り返しまで
まず最初は2kmの下り坂。
復路はこの2kmの下り坂が最大の難関となります。
バラキ湖という湖やキャンプ場のある方に向かって走り第一折り返し地点。相変わらず景色は美しくて最高です。本当に綺麗。
昨年以上の晴天で美しい景色!
僕はいままでいろんな大会に参加してきましたが、晴れた日の嬬恋高原キャベツマラソンのロケーションが間違いなくNo.1!!
バラキ湖を折り返してからは「愛妻の丘」と言われる丘を目指して、上り下りの連続するコースを走ります。
車も人も通らない、まさにランナーのためだけの道。
景色も最高!
走っていてここまで心地いいロケーションもなかなか無いと思います。
激坂と暑さがなければ・・・
今回は
- 前半抑えて体力と脚を温存
- 最後の激坂2kmまで余力を残して走り切る
という作戦です。
嬬恋高原キャベツマラソンは上り下りの繰り返し、起伏の多いコースなのですが、往路の方が上り坂が多いイメージ。つまり復路は下り坂の方が多くなります。
僕は上り坂が苦手で下り坂が得意なので、上りで抑えて下りで巻き返す作戦です。
折り返し地点までのタイムは1時間15分。折り返しは12km地点なのでまずまずのペースです。
折り返しから19km地点まで
折り返しからは、
とにかく暑い!
いや、酷い!!(笑)
日差しと気温は昨年よりも明らかに厳しい感じです。昨年も暑かったですが今年はそれ以上でしたね。
昨年の経験があったので、給水所ごとにしっかりとかぶり水をしたのですが、それでも暑さと日差しに耐えられずどんどん体力を奪われていきます。
呼吸も苦しくなり、みるみるうちにペースダウン。上り坂ではへっぴり腰になっているのが自分でもわかりますが、どうにも苦しくてペースが保てません。
「なんとか昨年のタイムは更新しなくては!」
余裕を持って自己ベストを出すはずが、ベスト更新も怪しくなってきて、思いは1秒でもいいから更新したい。
激坂2kmからゴールまで
復路の愛妻の丘を通過してしばらく走り、いよいよラスト2.5kmの最後の坂!
「昨年のように歩く醜態は見せまいと力強く走り抜ける!」というつもりが、暑さで息も絶え絶え。脚はパンパンでまったく走りが進みません。
暑さによる体力消耗、ここまでの坂道の連続でかなり疲労が溜まっていたのでしょうね。最後の激坂でペースを上げられるはずもなく、走っているんだか歩いているんだかわからないくらいのペースにまで落ち込みます。
「せめて、、、せめて歩くことだけはしない!」
もう、自己ベスト更新も、昨年のリベンジも関係ない。
周りを見ると半分以上のランナーが歩いていましたが、せめて歩かず走る「完走」を最後までやりきろうという思いだけで走ってました。
長い坂の連続を見ると気持ちが折れそうだったので、真下の地面だけを見て走る。ちょうど今開催している「ツール・ド・フランス」のアルプス山脈の上り坂をイメージしながら(イメージだけはカッコよく)走りました。
残り1kmを過ぎて声援が多くなるものの、相変わらずペースは鈍足。
スタート地点の直線が見えて、ようやくグラウンドへ。
フラフラになりながら、なんとかゴール!
ネット:2時間31分15秒
昨年とほとんど変わらないタイムでゴール(笑)
というか、15秒ほど遅く自己ベストもならず!
昨年の初参加で、キャベツマラソンの過酷さをしっかり学んだはずなのに全く進歩のない結果に。
第8回嬬恋高原キャベツマラソンのまとめ
何度も言いますが、
嬬恋高原キャベツマラソンは本当にロケーションが最高の大会です。
雨が降ったりモヤってしまうと残念ですが、今回のようにスッキリ晴れた日の景色はまさに絶景。ランナーなら一度は走って欲しいコースです。
でも、
でもでも、
過酷なんですよねー、この大会。
今回の僕の失敗は、ただただ日頃の練習不足!
過酷なコースだからこそ、日頃の練習の結果がしっかり出るというか。心構えだったり、付け焼き刃の対策でどうにかなるコースではないですね。
また機会があれば挑戦したい大会です。
そして今度こそ、自己ベストを更新したいと思います。