サブフォー(サブ4)~サブ3.5向けのシューズを検討する中で、ナイキのランニングシューズも考えるようになりました。
ナイキランニングシューズを調べていると、ナイキには大きく分けて「ルナロン」というクッションメカニズムと「ズーム」というクッションメカニズムのシューズに分かれることがわかりました。
・・・でも、この2つの違い、公式サイトを見ただけじゃちょっとわからないんですよね。。。
というわけで今回は、
- ルナロンとズームの違い
- サブフォー~サブ3.5向けのシューズ
- シューズを試走した感想
をまとめたいと思います。
【2016年12月追記】
この記事で取り扱っている「ルナスピードアクセル」は2016年12月現在取り扱いはありませんが、ルナロンとズームクッションの比較としてご参考にしていただければと思います。
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Nike(ナイキ)の2種類のクッションメカニズム
シューズの種類がわかりにくい
そもそも、Nike(ナイキ)のランニングシューズの種類は、ちょっと調べただけではわかりにくいです。ある程度ランニング経験のある僕でもわかりにくいのですから、初心者は全然わからないんじゃないかなぁ・・・adidasのようにチャートマップみたいのがあればいいんですけどね。
そもそも、各メーカーサイトのシューズの説明ってわかりにくくないですか?
もう少しユーザビリティーを考えてもいいんじゃないかな?と思います。大体のユーザーが、目標タイムとクッション性・安定性を重視しているんだから、シューズの一覧とそれのチャートがあるべきなのに・・・
【2016年12月追記】
2016年12月現在、ナイキ公式サイトもかなり改善されていて、以下のようなシューズ一覧のチャートやフルマラソンの目標タイム別に選べるようになってました。
参考:NRC マラソンガイド. Nike.com (JP) – ナイキ公式サイト
クッションメカニズム
Nike(ナイキ)のクッションメカニズムです。
ナイキのランニングシューズもいろいろありますが、マラソン大会を目的にするような純粋なランニングシューズは、2つの系統に分かれています。
・ルナロン(Lunarlon)クッション
・ズーム(Zoom)クッション
上記2つのクッションメカニズムがあり、公式サイトではそれぞれ以下のように説明されています。
・ルナロンクッションの説明
Lunarlonクッションは、ソフトでありながら弾力性のあるフォームコアを使用しています。軽量で、非常に反発力の優れたクッション性、弾力性、サポート性を兼ね備えています。Nike が発明したこの革新的なフォームにより、従来のPhylonよりも30%軽いも軽く、衝撃力がより均等に分散されるため、足の辛さを軽減します。
・ズームクッションの説明
Nike Air 系統に属する Nike Zoom クッションは、他の Nike Air 素材と同様、軽量で耐久性の高い素材です。Nike Zoom クッションは驚くほど薄いため、足が地面に非常に近くなり、特に素早い方向転換や多方向へ向かう動きを行う際に安定性がアップします。衝撃を受けた後、圧縮エアの中で引き伸ばされた繊維はすぐに元の形状に戻り、卓越した反応の良さを発揮すると共に、プレーする地面の特性を的確に捉えるにも役立ちます。
どうですか?2つの違いがわかりましたか?
正直、僕はほとんどわかりません(笑)
まあ、それでも読み取れるのは、
・ルナロンはソフトで柔らかい弾力があり、軽量・クッション・サポート性を備えたクッション重視のランニングシューズ
・ズームは薄く地面の反発力をダイレクトに感じて、反発力を利用して前に進むことを重視したランニングシューズ
・ズームは空気が入ったエアクッション
なのかなぁ、くらいです。
- ルナロン:クッション性重視のランニングシューズ
- ズーム:軽くてスピード性重視のランニングシューズ
という切り分けですね。
ルナスピードアクセルとズームスピードライバルの違い
2015年1月現在、Nikeからは以下のランニングシューズが発売されています。
ズーム | ルナロン | |
---|---|---|
サブ3 | ズームスピードレーサー | ルナスパイダー |
サブ3.5 | ズームスピードライバル | |
サブ4 | ズームエリート | ルナスピードアクセル |
この中で今回は「ルナスピードアクセル」と「ズームスピードライバル」を、馴染みのスポーツショップで試し履きしてきました。
【2016年12月追記】
2016年12月現在は以下のようなラインナップです。
ズーム | ルナロン | |
---|---|---|
サブ3 | ズームフライニットストリーク エアズームスピードストリーク ナイキフライニットレーサー |
ナイキスピードルナレーサー |
サブ3.5 | エアズームエリート エアズームスピードライバル |
ルナテンポ |
サブ4 | エアズームペガサス エアズームストラクチャー |
|
完走 | エアズームオデッセイ エアズームポメロ |
ルナグライド ルナエピック フライニット |
最近はズームクッションのシューズに力を入れているようですね。
ルナスピードアクセルの評価
ルナスピードアクセルは、レース用、トレーニング用どちらにも使うことができて、クッション性とサポート性が充実しているランニングシューズです。ソールはフラットソール。
履いた時の印象は「軽い!」
クッション性のあるシューズ=重いというイメージがありますが、ルナスピードアクセルはとにかく軽い。ズームスピードライバルよりも軽いから、軽さだけでいえばクッション性重視のランニングシューズのイメージはありません。
走り出すと、確かに柔らかさが効いていて、地面からの硬い反発力を感じて走るタイプではなく、クッションの安定性を感じながら走るタイプのシューズです。
また、割と幅広(ワイド)だったのも印象に残りました。
この軽さとスピード感ならサブ3.5~サブ3でも全然イケると思うのですが、ナイキの公式ページの位置付け的にはサブ4向け。確かにサブ4向けの優しさもあるので、広く対応できるランニングシューズなのでしょう。
フラットソールが気にならない方ならお勧めできるランニングシューズです。
【2016年12月追記】
※2016年12月現在スピードアクセルは取り扱いがありません。
代わりに、「ルナテンポ」が該当します。
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NIke ナイキ ズームスピードライバルの評価
ルナスピードアクセルを最初に履いたからでしょうか?
ナイキ ズームスピードライバルを履いた時の印象は「硬い!」
ソールの薄さを感じるし、走ってみても、地面からの反発力をダイレクトに感じるシューズです。セパレートソールだから反発力を感じやすいというのもあると思います。
シューズ自体の軽さ、アッパーの薄さ等もあり、確かにサブ3.5向けのシューズというのがわかります。サブ3でも全然可。サブ4向けのシューズではないです。
エアのクッション性を感じたか?と言われると、僕は正直感じませんでした。
それよりも、地面の反発力をそのままダイレクトに脚に伝える感じで、少し走り込まないと履きこなせないな、というイメージ。
ただ、逆に言えば、走り込んでサブ3.5を狙うためには最適なシューズ。
ストライド走法でスピードに乗ってぐいぐい走るタイプのランナーには絶好のランニングシューズで、僕の走法に合っているシューズだと思います。
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ナイキランニングシューズのまとめ
ナイキも数年前から比べるとラインナップが大幅に増えて、ランニングシューズの完成度も高くなってきました。増えると選ぶ悩むが増える、というのもありますが、でも自分の希望に近いシューズが選べるようになっています。
ただ、ミズノやアシックスのランニングシューズに慣れていると、ちょっとクセのあるシューズというのが正直な感想です。
まず、全般的にソールがゴツいしデザインも特殊。シューレースを締めたときのアッパーの感覚もミズノやアシックスと結構違います。そのため「いつもどおりの感覚」を期待していると違和感となるかもしれません。
好みの分かれるシューズで、気に入ればハマってしまうシューズだと思います。
まずは練習用のシューズとして購入して、気に入ったらマラソン大会本番でも採用するシューズとするといいでしょう。
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