2019年11月20日に開催された「横浜マラソン2019」に参加してきました。
4月の前橋渋川マラソン以来のサブ3.5と記録更新を狙った大会ですが、どちらも達成ならず!振り返ると単純に走力不足でしたね。
今回は、初参加となった横浜マラソンの完走記と、実際に走って感じた横浜マラソンの攻略ポイントをご紹介します。
横浜マラソンの概要
まずは横浜マラソンの概要から
横浜マラソンのコース
横浜みなとみらい周辺をスタート・フィニッシュとするコースで、馬車道・横浜スタジアム・中華街・山下公園・赤レンガ倉庫など、横浜を代表する観光名所も通るのでテンション上がります。
コース終盤で疲れている箇所ではありますが、山下公園から赤レンガ倉庫は応援も多くて、テンション上がって楽しく走れること間違いなし!です。
と言っても、コースの大部分は高速道路の高架下と、首都高湾岸線を実際に通るコースです。高速道路を走ることなんてないと思うのでそれ自体は貴重な経験ですが、この高速道路が厄介!ここが記録更新のポイントになります。
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- 微妙なアップダウン
- 道路が外側に向かって傾斜している
- 向かい風が強い
[/checklist]
という魔の区間。
ここで体力を減らさず、ペースを落とさず、いけるかが鍵ですね。
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みなとみらい大橋(スタート)→横浜市中央卸売市場本場→パシフィコ横浜→赤レンガ倉庫→横浜税関→神奈川県庁本庁舎→横浜市開港記念会館→日本大通り→横浜スタジアム→横浜市庁舎→横浜中華街(玄武門)→山下公園→三渓園・本牧市民公園→根岸駅前→横浜南部市場(折返し)→首都高湾岸線(杉田~本牧ふ頭)→横浜港シンボルタワー→山下公園→大さん橋→赤レンガ倉庫→新港ふ頭→パシフィコ横浜(ゴール)
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横浜マラソンの気温
11月ということで走りやすい気候・・・と思いきや、横浜マラソンは11月にしては気温が高くなります。
2018年はフルマラソンスタート1時間後の9時40分時点で25.1℃!僕が走った2019年も途中で暑さが苦になりました。
暑さに強くない人じゃない限り、気候的にはベストの大会とは言えないでしょう。
横浜マラソンの魅力
横浜マラソンの魅力は、なんと言っても有名な観光名所を周りながら走れるところでしょう!
赤レンガを始め、みなとみらい周辺の道路を堂々と走れるのは横浜マラソンの時くらいです。これはランナーの特権ですね。応援を背に浴びながら、道路の真ん中を走るのは本当に気持ちいい!・・・まあ終盤は体力が残っていればですが😅
前日受付は夜に行けば夜景も綺麗だし、お祭り気分で二日間楽しめるはずです。もちろん、フルマラソン前の独特の憂鬱感みたいのもありますけどね。
横浜マラソンの前日受付
横浜マラソンは、他の大都市マラソン大会と同じく、前日までの受付になります。当日受付はありません。
僕が行ったのは受付締め切りの1時間前くらい。
さすがにイベントもやってなく、ランナーさんの数も少ないので閑散としてました。
どのエイドに何の補給食があるのか、といった地図。
さすがに覚えきれないし、記録更新を狙うとなるとゆっくり探したり食べてる暇もありませんね。
帰りはせっかくなので、夜のみなとみらいを散歩。
ランナーさんが集結しているのか、ランナーっぽい人が多かった気がします。
明日走る予定の赤レンガ倉庫。
夕飯を食べながらホテルに戻り、夜12時くらいに就寝です。
横浜マラソンの完走記
ここからは横浜マラソン2019の完走記をまとめます。
スタート前の整列に注意!
横浜マラソン当日は、7時のシューズ円陣に参加するため6時30分頃にホテルを出発。天気もよく気分良く走れそうな予感です。
シューズ円陣はさすが大都市マラソン!って感じで、参加するランナーさんも、応援だけのランナーさんも、いろんな人がいて過去最高の規模でした(ほとんど面識のない方ばかりでしたが💦)
知り合いランナーさんと記念撮影をして
※なんとゼッケンNo.が1つ違い!
※万単位の大会でこんな偶然あります!?
荷物預け場所へ移動。
このときの時間が7時10分過ぎ。
写真を撮っていたときから気にはなっていましたが、
すごい人、人!
そして人!
渋滞がひどくて荷物預け場所へたどり着くのも一苦労。
さらに、
そこからスタートまでがまたすごい行列で遅々として進まず。整列時間に間に合わないと最後尾からのスタートとなるので、さすがにこのときは「間に合うかな💧」と思って焦りました。
周りでは、
行列をショートカットするズルいランナーさん
それを制止するため大声をあげるランナーさん
「すごい雰囲気だな~」と思いつつ、行列は徐々に進みます。
結果として整列時間内には全然間に合ったのですが、横浜マラソンの荷物預けから整列まではかなり混雑します!気持ちに余裕を持たせるためにも早め早めの行動を心がけましょう。
スタートから観光気分の序盤戦
なんとか時間内に整列を済ませてスタートを待ちます。僕のスタート位置はみなとみらい大橋のまさにまん真ん中!ロケーションは最高ですが日差しが照りつけて、この時点で暑さに苦しむだろうな、、、というのが予想されます。
大都市マラソン大会は、整列締め切りからスタートまでの待ち時間が長いので、記録を狙う人は集中力を切らさないように、小刻みに動いたり、できる範囲でストレッチするなど工夫しましょう。
午前8時30分、横浜マラソンスタート!
スタートしてからは、みなとみらいの観光の中心地を走ります。まだまだ体力に余裕があって「こんな観光地のど真ん中を堂々と走れるなんて!」とテンションが上がります。
ところどころアップダウンがありますが、ほぼほぼ平坦なコース。周りが混雑しているため急なペースアップは図れませんが、流れに身をまかせて進みます。
横浜スタジアム、中華街とメジャーどころの周りを走ります。
序盤を過ぎると飽きそうな平坦コース
横浜スタジアム、中華街付近を通過してからはあまり面白くないコース(笑) 高架下では日陰になる部分を選んでランナーが集まって走るので、道が広いのに少し混み混みするという。
ただ道も広くなり人もバラけたことで、ようやく僕もペースアップ!キロ4分40秒くらいで進み、途中の富士山が見えたあたりではキロ4分30秒までペースアップ!(写真撮りたかった~)このペースで行けばサブ3.5、さらにPB更新も十分狙えます。
根岸駅を通過して再度高架下に入ったあたりからは、とにかく退屈!(笑) 途中、折返しのランナーさんとすれ違うところでは「あっち側にワープできたらいいのに!」って何度も思いました。正直、観光の目玉は最初と最後だけなので、あとはいかにここで集中力を切らさないかです。
20km地点手前、南部市場の折返しはさすがに応援が多くテンションも上がります!
南部市場を折り返して21kmからは、ついに首都高速湾岸線を走ります!
ここがポイント!厄介な首都高速湾岸線コース
ここまで順調に進んできたのですが、、、
「なんかペースが上がらなくなってきた」
タイム的にはそれほど変わらないけど、ペースを維持するのが結構シンドい・・・まだ半分なのに、しかもここから首都高速コース。
杉田インターの坂がまあまあの勾配があり、気合いを入れて走ります。
高速に入った瞬間は「高速道路を走るなんて初めてだー!」的な感動がありましたが、すぐに現実が襲ってきます。
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- 細かいアップダウン
- なだらかな外側への傾斜
- 厄介な向かい風
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事前に聞いていたとおり、ここが鬼門。普段車で走っているとわからないけど、起伏とか風とか無いようでも結構あるんですね。
20km過ぎにガクッときた疲れは暑さの影響もあったと思います。高速道路では一向にペースが上がらず、むしろ癖のあるコースに手こずってタイムは落ちるばかり。キロ5分10秒前後とサブ3.5の貯金を使い出します。
なんとか踏ん張りたいのに全然終わらない高速道路。
先が見えるだけに長さを感じる高速道路。
普段はなんてことない10kmなのに、高速が終わるまでの10kmが長い長い。
途中途中のエイドも応援も、お祭り大会らしく盛大に盛り上げてくれているのに、自分のペースは盛り上がらず。記録更新は難しいか~っと、弱気になります。
終盤は応援も多くてテンション上がる!
本牧ふ頭から首都高速を降りて、いよいよラスト10km!ペースもキロ5分一桁台で踏ん張り、前半の貯金を崩しきらずにいけるペース。
35km過ぎのシンボルタワーの折返しは応援も多くて自然とペースが上がります。
途中で一緒に参加したランナーさんとエール交換をして元気をもらう!
ペースもキロ4分47秒!このままならPB更新いける!
と、思った瞬間!
右脚太ももが激しく攣る!
あまり予兆がなかっただけに、突然の攣り。
暑さで水分不足?
単に練習不足かな?
そんなことを考えながら、走れない攣りだったので一旦止まって入念にストレッチ。レース中の攣りグセも治まる時もあれば治まらないこともあり。
今回は「治まらない攣り」のケース。
ペースを落として走り、攣りが発生したら止まってストレッチ。タイムはみるみる落ちてサブ3.5圏外へ。いや、キロ5分ジャストで走れればサブ3.5いけるけど、とてもそのペースは無理。
「今回はダメだったかぁ・・・」
落胆とともに、
どうせダメとなったら、
残りはこのお祭り大会を精一杯楽しもう!
と切り替えは素早く(笑)
山下公園手前から大さん橋、赤レンガ倉庫までは応援も多くて、木々の中走るのが楽しい♪自然と気分も良くなって応援に応えながら走ります。
最後の赤レンガ倉庫は敷地内を走るコース。ここも堂々と走ることなんてないけど、さすがに一番キツい区間だったかな。
赤レンガ倉庫を抜けて、最後の国際橋を渡る時に「余裕そうだね~」と声をかけられるけど、いっぱいいっぱいなんですよ(笑)
パシフィコ横浜の大ホールと展示ホールの間を抜けて・・・
横浜マラソン2019ゴール!
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- グロス:3時間34分21秒
- ネット:3時間32秒18秒
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オホーツク網走マラソンとは違い、しっかり練習を積んで臨んだ横浜マラソン。PB更新どころかサブ3.5にも届かない結果となりました。
横浜マラソン2019ゴール後
ゴール後は完走メダルをもらって
海沿いの広場でクールダウン
少し後にゴールした知り合いランナーさんにご挨拶して更衣室へ。
攣った部分が痛いですが、歩けない状態ではなく。
初参加となった横浜マラソン2019は少し悔しい結果となりました。
横浜の夜といえば当然!
悔しい結果となりましたが、
フルマラソンを走った日は、
唯一なんでも好き勝手に食べて飲んでが許される日!
って、誰に制限されてるわけではないですけど😅
自分で制限かけて、自分で自分へのご褒美に許す!
みたいな。
夜まで時間があるので、まずはちょっと腹ごしらえ。
横浜の夜といえば、
当然!中華街!
一緒に参加したランナーさんたちと
かんぱ~~~い!
しっかりリカバリー食を堪能しました😋
横浜マラソン2019のまとめ
2回目のサブ3.5&PB更新を狙った横浜マラソン2019でしたが、どちらも願い叶わず、悔しい結果となりました。
練習はだいたい予定通り積めたはずなので、大会直後は「もうサブ3.5は達成できないんじゃないの?」と思ったりしましたが、振り返るとロングの走り込みが不足していて、その分35km過ぎの足攣りになってしまったのではないかと。まだ改善の課題はありそうです。
ただ正直、
横浜マラソンの高速道路区間は鬼門!
というのは重々わかりました(笑)
あそこは思った以上に厄介な区間だし、メンタルも必要とします。横浜マラソンで記録更新を狙うランナーさんは「高速道路区間はアップダウン、横の傾斜、向かい風」という事前認識で気合い入れて臨んでみてください!