2022年5月15日に開催された「第22回 柏崎潮風マラソン」のフルマラソンに参加してきました。
結果は「3時間42分54秒」で無事完走!
コロナ禍もあり、2年半ぶりのフルマラソンの大会です。
2週間後に参戦予定の「えびすだいこく100kmマラソン」の練習ランとして臨んだため、途中で写真を撮ったり動画を撮ったりしてましたが、想定以上に良いペースで完走することができました。
ここでは、柏崎潮風マラソンのコースの特徴や実際に走った様子をまとめます。
柏崎潮風マラソンとは?
新潟県柏崎市の海岸線を舞台とするマラソン大会です。春に開催される大会で、フルマラソンとハーフマラソンの種目があります。
海岸線を舞台に、と書きましたが、海外線を走るのは最初の4kmと終盤の4kmのみ。あとは山を越えた降りたりの坂道コースが続きます。
地元密着のアットホームな大会で、地方ならではの緩さもあります。
柏崎潮風マラソンの情報
日程 | 2022年5月15日(日) |
---|---|
会場 | みなとまち海浜公園 〒945-0066 新潟県柏崎市西本町3丁目20 |
種目 | フルマラソン・ハーフマラソン |
スタート | フル:午前8時(3ブロックに分かれて5分おきにスタート) ハーフ:午前8時30分(3ブロックに分かれて5分おきにスタート) |
制限時間 | フル:5時間30分 ハーフ:5時間 |
定員 | フルマラソン:1,000人 ハーフマラソン:1,000人 |
更衣室 | なし |
荷物預かり | なし(屋根の下の荷物置き場はある) |
すべて2022年の第22回大会の情報です。
従来はリレーマラソンやファンラン3kmといった種目もありますが、2022年大会はフルマラソンとハーフマラソンのみでした。
柏崎潮風マラソンのコースの特徴
柏崎潮風マラソンは完全折り返しのコースで、フルマラソンは21km地点、ハーフマラソンは10.5km地点で折り返します。また、フルもハーフも「坂道が手強いコース」で、フルマラソンは大小さまざまな坂道が待ち受けます。
スタート後4kmくらいは海岸線を走ります。ここは平坦ですが、4kmを過ぎてからゆるゆると上り坂が始まります。
7.5kmを過ぎてから約1km下り坂が続き、平坦コースに入ります。ハーフは平坦に入ってすぐに折り返し。フルは平坦が5kmくらい続いてまた山道に入ります。
ここからは上り下りの繰り返し。長くはない坂道でも勾配が急だったりして脚を削られます。折り返してからは来た道を引き返します。
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前半の下り坂は後半の上り坂。特に前半の7.5kmから1kmの下り坂は、後半33km過ぎからのキツい上り坂に変わります。ここがコースの正念場ですね。
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柏崎潮風マラソンの完走記
ここからは、柏崎潮風マラソンを実際に走った様子を紹介します。
スタート前
フルマラソンのスタートは8時。コロナ対策もありフルマラソンはスタートが3つのブロックに分けられました。僕は1番目の8時ジャストスタート。
6時50分くらいに大会駐車場に到着。大会会場となる「みなとまち海浜公園」から橋を渡って南側に臨時駐車場が設けられています。十分なスペースがあるし、駐車場から会場まで徒歩10分くらいなので焦らなくても大丈夫。
会場について体温測定などを済ませて荷物スペースへ。
大きな屋根がある下が選手待機&荷物スペースとなっています。地方ならでは、荷物預かりなどはなく置いておくだけなので、貴重品はできるだけ置かないようにしましょう。
ここで準備しながら待機していると知り合いランナーのDさんから連絡。ちょっとご挨拶してお互いの調子や目標タイムなどを話します。
シューズ円陣はゴール後に撮影。
スタート10分前の7時50分くらいから、なんとなくスタート地点に集まり始めます。スタート前の集合のゆるさが地方ならではって感じで良いです♪
スタート時点の天気は曇り。気温もそこまで暑くなく、前半は快適に走れそうです。後半に日差しが出ると少し暑くなりそう。
僕も7,8分前くらいからスタート地点へ。Dさんの姿が見えたので軽く会話などをしていると、もうスタート1分前!あっという間のスタートです。
スタートから折り返しまで
午前8時、柏崎潮風マラソンスタート!
参加人数もそれほど多くなくブロックも分けられたことで、あっという間に最後尾に。最後尾って初めての経験かも(笑)
最初の1kmは5分35秒。練習という位置づけもあって、その後もマイペースで海岸線を走ります。車を気にせず走れるのがいいですね。
淡々と走り、4km手前の国道8号線に差し掛かったところで
なんと!地下道を走ります!
※音量に注意してください
こちらは折り返した後半に撮影した地下道の動画
ウルトラマラソンでは階段とかあるけど、フルマラソンで階段のある地下道迂回は、これまた初めての経験。初体験が多い大会です(笑)
ここから約4km、最初の長い上り坂となります。
坂道でもそれほどペース落とすことなく、キロ5分5秒前後で走ります。順調ペース。沿道の人やボランティアの方々も温かい。
※音量に注意してください
トンネルの反響を利用したバンド。後半のトンネルにもロッキーのテーマを流してる人がいました。マラソン途中のバンドっていいですよね♪
7.5km地点の給水所を過ぎてから約1kmの下り。4kmかけて上った坂を1kmで下るのだから勾配もありスピードが出ます。この区間はキロ4分30秒。
1つ目の山を越えて9km過ぎからは平坦コース。
約5km続く平坦コースはキロ4分50秒台で進みます。あまり変化のない平坦コースなのでペースは安定しやすいですが、逆にちょっと飽きるかな。。
平坦コースが終わるとここからはアップダウンの繰り返し。短くても急勾配の上り坂があったりしてペースが安定しません。
でも坂の上り下りでペースが遅くなったり速くなったりするのは仕方なし。リズムは安定しているのでいい感じで走れてます。
ただ20km付近から早くも少し疲れが(;・∀・)
いつも思うんだけど、練習ではそこまで疲れない距離なのに、本番だと疲れを感じるのは何でだろ?ペースの速さと緊張があるのかな。
[box color=”blue-cream”]中間地点の折り返し:1時間46分48秒[/box]
折り返しからゴールまで
後半はいま来た道をひたすら戻ります。
道路は特別狭いポイントもなく、車も完全閉鎖。すれ違いランナーとの距離もあるので快適に走れます。
そして何より
地元の方の声援があたたかい!
田舎道なので年配の方が多いのですが、みんな一生懸命応援してくれるし、こちらが返すとさらに声をかけてくれます。
この道にこれだけ多くの人が通り賑わうのは、1年に1回この大会だけではないでしょうか?コロナ禍で中止が続いていた大会の開催を待ちわびていた感じが伝わってきます。(思い込みかもしれませんがw)
とはいえ、、
繰り返す上り下りで確実に体力と走力が削られていき、ペースもだんだん落ちてきます。久しぶりのフルマラソンをしっかり噛み締めてますね(笑)
28kmくらいからの平坦区間に入ってもキロ5分15秒前後。
この大会まで毎日コンスタントに走ってはいたけど、ロング走は全然だったので、走り込み不足が出てきます。疲れた疲れた。
32km過ぎからの給水ポイントを過ぎると、いよいよ帰り道の正念場!
この大会の大きな坂道2つには名前がついています。
「いのき坂」と「えんま坂」
いのき坂はハーフ折り返して城山トンネルを過ぎたあたり、えんま坂はこの32km過ぎからの坂道です。
どちらも長く厳しい坂道なのですが、勾配と33km地点というツラい場面での坂道なので、えんま坂がメインイベントです。
えんま様の絵には
『身の程知らずめ』
って書いてあり、
「頑張ってるのになんでいきなり怒られなければならんのか?」とか思ったり。
この坂道で完全に脚は終了~
結局上り切る1kmは6分55秒。
上りきったらあとは下り坂と平坦コースですが、脚が終わってるのでペースが上がらず。キロ5分30秒前後で進みます。
沿道の人たち・ボランティアの人たち・交通整理してる警察官の人たちまで、こちらが応えると、さらにねぎらいの言葉をかけてくれます。
海岸線に入り、日差しも出てきて徐々に暑くなってきます。足攣りだけは起こさないように慎重に、慎重に。
ゴールのみなとまち海浜公園が近づくと、すでにゴールしたランナーさんの帰る姿がちらほらと。
みなとまち海浜公園に入り、ようやくゴール!
[box color=”blue-cream”]グロスタイム:3時間43分05秒
ネットタイム:3時間42分54秒[/box]
久しぶりのフルマラソンだったけど、思いの外しっかりと走れたので、2週間後のえびすだいこく100kmに弾みがつきました。
柏崎潮風マラソンのまとめ
ここまで柏崎潮風マラソンの完走記をまとめました。
柏崎潮風マラソンは、僕がランを始めたときにはすでにある大会で、隣県ということもありいつか出たいと思ってました。
想像以上に坂道の多い大会でしたが、地元の方々の声援があたたかく、タイムは狙えませんが、また出てみたいと思える大会でした。
コロナ禍でなかなか大会が開催されない中、先立って開催されたこと、大会関係者やボランティアの方々には感謝です。