嬬恋高原キャベツマラソン2024完走ブログ!気候に恵まれた大会でした

2024年6月30日に開催された「第16回嬬恋高原キャベツマラソン」に参加してきました。

前回参加したのが9年前!

サロマ湖100kmウルトラマラソンと日程が同じ(もしくは1週後)なので、2015年を最後に出てませんでしたが、2024年はサロマ湖を回避したので久しぶりに走ってきました。

結果は・・・

グロス:1時間53分53秒
ネット:1時間53分13秒

キャベツマラソンの自己ベストを大幅更新!
個人的には満足の結果となりました。

嬬恋高原キャベツマラソンの情報

開催日時 2024年6月30日(日)
会場 東海大学嬬恋高原研修センター多目的グラウンド
〒377-1611
群馬県吾妻郡嬬恋村干俣2401
駐車場 パルコール嬬恋リゾート駐車場(旧バラキスキー場駐車場)
※詳細について後述あり
種目 ハーフマラソン、10km、5.4km、2km
スタート ハーフ:9時、10km:9時20分
制限時間 ハーフ:3時間
受付 大会当日(スタート1時間前までだけど緩い)
更衣室 あり(余裕あり)
荷物預かり あり(屋根付き)
参加賞 嬬恋産のキャベツ一玉、甘酒などの飲み物、キャベツ柄のブランケット
販売 大会Tシャツ(3,500円)先着順で限りあり!

キャベツマラソンのコース


タップで大きなコースマップが表示されます。

会場スタート⇒バラギ湖方面(短い急坂あり)⇒折り返して下り基調⇒パノラマライン往路(細かいアップダウン)⇒12km地点の折り返し前後に1km上り⇒1km下り⇒1km上り⇒1km下り⇒パノラマライン復路(細かいアップダウン)⇒最後2.5kmの長い激坂⇒会場でゴール

細かいアップダウン多数、ハーフ折り返しの長いアップダウンと、最後2.5kmの激坂が特徴の「坂道をたっぷり味わえるドMに嬉しいコース」ですw

自己ベスト更新には不向きなコースですが、コースと戦ってる感のある楽しみもあるコースです。タイムをシビアに狙う苦しさより、脚への苦しさと呼吸への苦しさを味わえる、普段とは違う特別な大会だと思います。

意識したいポイントは以下の3点

  1. バラギ湖に入る短い急坂で油断しない
  2. 12km折り返し前後の長い坂道
  3. 最後2.5kmの長い激坂

スタート後はしばらく下り坂で、バラギ湖に入るところで短い急坂があります。そこで「あー、これがキャベツマラソンの坂道ね」と油断しないこと笑 この坂道は序章に過ぎないというか、無いようなものです。

4km過ぎからパノラマラインに入り、しばらく進むといよいよキャベツマラソンの本番コース。上り基調の細かいアップダウンが続きます。

12km地点が折り返しとなりますが、その前に1km上りからの1km下り。折り返して1km上りからの1km下りがなかなか過酷です。12km折り返し前後の坂道で脚を使い切らないように注意が必要。

13km過ぎからは下り基調のアップダウンになるので、ここで脚が残っていれば一定のペースで走れるはずです。パノラマラインは日陰が一切ないコースなので、日差しがある日は暑さと日差しにも注意。帽子をかぶり、水をかぶって凌ぎましょう。

パノラマラインが終わるといよいよ最後の激坂2.5km。脚が途中で終わらないように、かといって最後で余さないように、全力を持って駆け抜けましょう。ここまで真面目に走ってきてるランナーにとって、非常に苦しいポイントです。

キャベツマラソンの駐車場

キャベツマラソンの駐車場は大きく分けて2箇所あります。

  1. 会場隣りのスキー場の駐車場
  2. 少し離れたパルコール嬬恋リゾート駐車場

会場近辺に行くと誘導員が出ていて駐車場に誘導してくれます。かなり早い時間帯に行くと会場隣りの駐車場に停められます。ですが基本的には「少し離れたパルコール嬬恋リゾート駐車場」から無料シャトルバスで会場移動です。


パルコール嬬恋リゾート駐車場


駐車場から会場までの無料シャトルバス

シャトルバスはかなりの台数が常に出発している状態なので、それほど待たされずに乗ることができます。

パルコール嬬恋リゾート内のトイレがゆっくり使えたので、リゾート駐車場でもよいと思います。

キャベツマラソンの会場

キャベツマラソンの会場には、更衣室・荷物預かり所があります。

事前に郵送されるハガキに詳細が書いてないのが少し不親切ですが、荷物を預けるための大きな袋もその場で配ってます。更衣室も広さは十分なので走る前後でゆっくり着替えることが可能です。

また、会場では無料でキャベツが振る舞われています。

走る前に食物繊維はあまりよくないので、ガッツリ走る予定のランナーさんは完走後に食べた方がいいでしょう。

僕も完走後にゆっくりキャベツをいただきました。とても美味しい!

キャベツマラソンの大会Tシャツ

実は、密かな人気なのがキャベツマラソンの大会Tシャツ。

参加賞ではなく、大会会場での購入となります。

カラーやデザインが他の大会Tにはないオシャレな感じで、人気がありすぐに完売してしまいます。3,500円と少しお高めではありますが、大会Tシャツが欲しい方は早めの会場入りをおすすめします。

2024年大会も、僕が会場入りした8時頃にはLサイズとXLサイズが完売してました。

・・・とはいえ、2024年大会のキャベツマラソンTシャツはデザインがちょい微妙(^_^;) 過去に参加した2014年、2015年はめっちゃいいデザインでしたが、当時はすべて完売で買えませんでした。

嬬恋高原キャベツマラソンの完走記

ここからは、2024年の嬬恋高原キャベツマラソンの完走記をまとめます。

スタート前

7時20分頃にパルコール嬬恋リゾート駐車場に到着。車の中で手早く着替えを済ませて、パルコール嬬恋リゾート内のトイレへ。

7時50分頃に無料シャトルバス出発。

8時頃に会場に到着。

くもり空で今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、ゴールまで本格的に降り出すことはありませんでした。

ゼッケンと計測タグを受け取り、大会Tシャツの購入へ。少し並んで待ちましたが、無事にMサイズをゲット!ちょい微妙なデザインだけど、念願のキャベツマラソンTを手に入れることができました。

荷物を預けたり、トイレに寄っていたら、スタート10分前の8時50分。

スタート地点に10分前に行っても余裕で並べるのは、地方の大会ならではのメリットですね。

約10年ぶりの嬬恋高原キャベツマラソン。
体調不良からの復帰レース。
どんなレースになるか?

スタートから折り返し(12km地点)

午前9時、嬬恋高原キャベツマラソンスタート!

最初の1kmちょっとは下り坂。

飛ばし過ぎなように慎重に。


下り坂の終わり付近には和太鼓の演奏応援。

まず最初の下り坂が終わりバラギ湖方面へ。

しばらく走ると、狭くて短い急坂。
ここの坂道はまだまだ序章にもならない坂道。序盤で脚が動くからといって、調子に乗ってグイグイ進むと終盤で終わるので飛ばしすぎずゆっくり進む。

余談ですが、坂道主体のコースって自分のペースを把握するのが難しいですよね。平坦コースなら大体のペースで速い遅い・調子の良し悪しがわかりますが、坂道は勾配や長さによっても変わってくるので、ペースメイクがすごく難しい。このへんは普段から坂道練を取り入れてる人なら感覚がつかみやすいのでしょうね。

バラギ湖を横目に最初の折り返し。
ここはオートキャンプ場などキャンプ場が豊富。「いつかゆっくりとキャンプに来たいな~」などと考えながら走る。


広々としたキャンプサイトにテント

バラギ湖をあとにするとまた下り坂。下り坂って勝手に前に進むから楽でいいよね(笑) とはいえ、キャベツマラソンは序盤の下り坂が、すべて最後の激坂に変わるんだけど。

下り坂が終わり、キャベツマラソンのメインコース「パノラマライン」

見渡す限り広がるキャベツ畑は圧巻。
なかなか見ることがない景色なので、初参加のときに感動したのを覚えてる。

細かいアップダウンが続くものの、1つ1つの坂はそれほど長くないのでここでペースメイク。感覚的には普段のレースより結構抑え気味。あくまでも復帰レースだし、坂で脚が終わらないように。とはいえ、坂道だから当然呼吸はハアハアと。

10km付近の手前から1本目の長い坂道。
折り返して下ってくる速いランナーさんたちを横目に淡々と進む。

この坂道はもう少し攻めた走りができたかなーっと振り返り。でも、ここで淡々と走ったことで最後まで脚が終わらず走れたのかもしれないので、今回は良しです。

上り坂が終わり、1.5kmの下り坂。
快調に飛ばして走るが、折り返してからは真逆の上りとなると少し憂鬱。

景色が開けて折り返しの12km地点が見えてくる。
晴れてれば、山とキャベツ畑の絶景ポイント。

折り返して後半へ。

折り返しからゴール

折り返してからの1.5km。
呼吸は苦しく、脚もさすがに疲れてきたけど、腕を大きく振って走る。

「上り坂は腕を振って上体で走るんだよ!」

2018年の奈良マラソン。終盤の苦しい坂道でゲストランナーの有森裕子さんが大声で激を飛ばしていたのを思い出す。あのとき以来、苦しい坂道こそ腕振りを意識している。

上り坂から下り坂へ。
自然とペースが上がり、かなりのランナーさんを抜いて走る。

下り坂が終わり、14km手前からはしばらく平坦なコース(細かいアップダウンはあるけど)

ここでNEWアイテム「メダリスト カフェイン200冴」を投入。

メイタンCCCに代わる、カフェイン200mg入りのジェルだけど、今回は体が疲れているわけではなかったのでそれほど効果は実感できなかった。次回の本気大会で期待。

10年前は暑さと日差しにやられて、この時点でヘロヘロになりながら走った記憶があるけど、今回はしっかり走れている。暑さや日差しがないだけでパフォーマンスが全然違うよね。特に自分の場合は。

日差しがないとはいえ、湿度はかなり高く汗びっしょりの状態。給水では水やスポーツ飲料を毎回もらい細かく水分補給。

キロ5分前後で3kmほど走り、パノラマラインが終了。
いよいよ残り2.5kmの激坂区間へ。

10年前には完全に終わっていた脚も、今回は残っている。
とはいえ、跳ねるような力はなく、ペタペタと細かい歩数で淡々を上る。急勾配が堪えるが歩かず「完走」を目指す。

残り1.5kmで最後の給水。
さすがに疲れたし脚もパンパン。

気合を入れて残り1km。

だんだんと応援が多くなってくる中、ハアハア言いながら上る。

スタート地点の横断幕が見えてきたので残りわずか。

一生懸命に腕を振って走り、会場グラウンドへ。

最後の平坦は全力でダッシュしてゴール!

グロス:1時間53分53秒
ネット:1時間53分13秒

キャベツマラソン自己ベスト更新!
目標としていた2時間切りもできたし、復帰戦としては満足の走りができた。

ゴール後

ゴール後は、ゴール付近のベンチに座りしばらくクールダウン。

続々と後続ランナーさんがゴールしてくるが、外国人のランナーさんもチラホラと。こんな群馬の端っこの大会に出るなんて、どうやって知ったんだろう?

雨が少し強く降ってきたので、荷物を受けとり更衣室へ。

着替えてから折りたたみ傘をさして、無料キャベツを食す。美味しい。

一緒に参加したお仲間ランナーさん(2時間40分くらいで完走)のゴールを見届けて、ゴール後に合流して帰路へ。

嬬恋高原キャベツマラソンのまとめ

約10年ぶりの嬬恋高原キャベツマラソン。

想像どおりの激坂コースでしたが、天候にも恵まれて理想的な走りができました。

最後の坂道ではもう少し全力出せたんじゃないかな?とも思いますが、しばらくぶりの復帰戦だし、ある程度余力を残した状態でよかったのでしょう。

10年ぶりの大会で実感したことは

  • ランの経験値は上がっている
  • シューズの進化も凄い
  • やっぱり暑さ次第よね

というところです。

ランの経験値は10年前に比べて上がってることを実感しました。走力面ではシューズの進化が凄すぎてイマイチよくわかりません(笑) ヴェイパーフライをはじめとする厚底・プレート入りシューズは、ランナー全体のタイムを大きく押し上げましたよね。

あとはやっぱり暑さ次第!
気持ちよく満足いく走りができたのも、日差しがなく、従前のキャベツマラソンに比べて走りやすい天候だったのが一番大きかったですね。特に暑さに弱い自分はなおさらです。

同日開催された「第39回サロマ湖100kmウルトラマラソン」は、32℃の晴天。完走率58.8%だったらしいので、つくづく今回はパスしてよかったな~と思いました。

キャベツマラソンは、サロマに挑戦することになれば出ることができない大会ですが、機会があればまた参加して激坂コースを堪能したいですね。

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