adizero Japan Boostの評価!実際に履いて走った感想をご紹介

adizero Japan Boost

先日購入した「adizero Japan Boost」で、ジョグ、ビルドアップ、ロング走、LSDなど色々なペースと距離で走ってみました。

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  • ジョグ:キロ6分で10km
  • ビルドアップ:キロ6分半~4分半まで10km
  • ロング走:キロ5分半~6分くらいで30km
  • LSD:キロ7分くらいで3時間

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adizero Japan Boostといえば、発泡スチロールのようなフワフワ素材のソールが最大の特徴です。走ったときの感触、スピード、耐久性など感想をまとめてみます。

また、半年履いてみて大会にもでた後の感想もご紹介します。

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adizero Japan Boostの最初の印象

Japan Boostの最初の印象

adizero Japan Boostのファーストインプレッションは「グニュグニュする」といった印象です。

いや、フワフワというかフカフカというか、とにかく一言でいうと、着地のときの感触が柔らくて気持ち悪い。あまりいい印象ではありませんでした。

普段使用しているランニングシューズがミズノウェーブライダーやアシックスターサージールなど、比較的ソールが「カチッ」とした印象のシューズだからかもしれませんが、履き始めは「ものすごく頼りないランニングシューズ」といった印象でした。

これは、ランナーを選ぶシューズでしょうね。

特に、サブスリーランナーや薄いソールが好きなエントリーランナーには受け入れられないランニングシューズじゃないでしょうか。感触が違いすぎて。

ただ言い方を変えれば、普通のランニングシューズとは感触が全く違うから「最初から違いがわかるし楽しめるシューズ」ということは言えると思います。

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adizero Japan Boostのレビュー

最初に全体としての感想を言うと、ジャパンブーストは慣れるとかなり心地よいシューズです。

ブースト素材のクッション性が走るときの安定感・安心感につながるし、シューズ自体が軽いのでスピードを出したときも重さが気になりません。地面からの反発を感じて走るシューズではなく、柔らかくかつスピードを出すことができるシューズです。

履き始めと、履き慣れたときの印象がガラッと変わるシューズだと思います。

では、それぞれのペース、距離でのJapan Boostの印象をまとめます。

ジョグ:キロ6分で10km

adizero Japan Boostの適正レベルはキロ5分半~4分半。

キロ6分だと若干遅めのスピードですが、このくらいのペースでも心地よく走ることができます。

ブースト素材のフワフワ感が低速で走ったときの安定感につながります。ジョグにも使えるサブフォー向けシューズですね。

ビルドアップ:キロ6分半~4分半で10km

ブーストの売りである「推進力」が実感できるのがビルドアップ走でした。

特に、5分半~4分50秒/kmくらいのスピードのときに、推進力を一番実感できる印象でした。

それほど蹴り出さなくても、自然に大きく一歩一歩進む感じです。幅が狭いピッチ走法よりも、幅の広いストライド走法の方がシューズの性能をより引き出せると思います。

着地の感覚は少し気持ち悪いですが、その分クッション性はあるので脚への疲労の負担は軽減されるのかもしれません。サブ4向けのランニングシューズであることから、クッション性による疲労の負担も軽減させているのだとは思います。

ただ、地面からの反発を感じて走りたいランナーにとっては少し物足りないと思います。まあソールの薄いシューズで、反発力をダイレクトに感じてフルマラソンを走りきれるランナーはジャパンブーストは選ばないと思いますが・・・(^_^;)

ロング走:キロ5分半で30km

キロ5分半で30kmがまさにジャパンブーストの能力がフルに引き出せるシーンです。

最初はゆっくりペースで入り、体が暖まる頃にペースを上げると自然とペースが上がります。頑張らなくてもキロ5分半のペースが維持できる感じで、シューズのサポート力を感じます。さすがサブフォー向けのシューズだけのことはあります。

疲れにくいのもジャパンブーストのメリットです。

キロ5分半で30kmだと終盤は脚が疲れてくるのですが、ジャパンブーストは疲れをそれほど感じません。

脚への負荷をかけることなくスピードが出せるランニングシューズ。それがアディゼロジャパンブーストの最大の特徴だと思います。

LSD:キロ7分くらいで3時間

キロ7分ペースでもブーストのクッションがしっかり対応してくれます。走りに違和感が出ることもないし、ゆっくりペースも対応するオールマイティなシューズ。

・・・といいたいのですが、ひとつだけ気になることが。
それは耐久性です。

3時間LSDの最後の方で、シューズがダレたんですよね。違う言い方をするとクッション性が弱く感じられました。

まあ、これは僕の脚力の持久性がないことも関係あると思いますが(汗)

でも長時間の耐久性はちょっと不安を感じました。フルマラソンまでは大丈夫だと思いますが、このシューズで50km以上のウルトラマラソンを考えると「どうかなぁ?」といった印象です。

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adizero Japan boostを半年履いた走った感想

その後、adizero Japan boostを半年以上履き続けていますが、

かなりいいです!adizero Japan Boost!

言ってることが違うじゃん!と突っ込みを受けそうですが、ファーストインプレッションと履き心地が変わるのはいつものことです。。。(^_^;)

キロ5分~6分半の安定感が抜群

確かに独特のクッション性があるので、adizero Japan Boostでキロ5分を切るようなペースで走った場合は若干不安が残ります。

ですが、キロ5分~キロ6分半で走った時の安定感は抜群です。

フワッとしたクッション性と反発力がサブ4ペースだと心地よく、疲れにくいランニングシューズだと思います。

疲れにくいということは、フルマラソンの終盤でも脚がへたらないこと。

サブ4を余裕できる5分前半ペースをしっかり保てるので、安心してフルマラソンの終盤を走ることができます。

リズムよくスピードに乗れる

この感覚は口では説明しにくのですが・・・

スピードを出すときに「違和感なくスピードが出せる」というのは結構重要です。

言い換えると「頑張らなくてもスピードが出る」ということでしょうか。

とにかく意識しなくてもスピードに乗って走ることができるので、身体的に精神的にも「頑張ってる」という感覚がありません。つまり身体への負担が少なくスピードを出せるということですね。

練習で10kmでも20kmでも走るときに、最初にスピードが出過ぎないように注意が必要かもしれませんね。

耐久性も悪くない

Boostが独特な発泡スチロールのような素材のため、耐久性が気になるところです。

たしかにミズノやアシックスのランニングシューズと比べると、耐久性はありません。そこはadhizeroのシューズすべてに共通してますね。

でも、100km~150kmでシューズがヘタるようなことはありません。

僕が走った感じだと、500kmくらいまでは機能性を十分に保ったまま、Boostのメリットを使うことができます。

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  • 大会用に考えるなら500km走ったら買い替え
  • 練習用なら1000kmくらいまでは十分もつ

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といった耐久性ですね。

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adizero Japan2との比較

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adizero Japan2と比較すると「自由度が高まった」という印象です。

adizero Japan2がどちらかというとカチッとしたレース向けという印象だったのに対し、こちらはかなりフリーライド感が強まった感じ。

前述のクッション性も柔らかめですし、アッパーの締め付け感もJapan2よりもBoostの方が自由な感じです。

そして何より、シューズの前部分・拇指球あたりから指先までの部分が広めです。

adizero Japan2と比較するとハッキリわかると思いますが、同サイズのシューズを購入しても、指先周りの広さ、自由度がかなりあります。ソールやアッパーの厚さは全然違いますが、ミニマスMT10に近いフリー度がありますね。

僕は、シューレース付近のアッパーがしっかり締め付けられていて、つま先付近はわりと広い(緩い)シューズが好きなので、履いた感触は僕好みのシューズです。

adizero Japan Boostの総評

adizero Japan Boostは「良くも悪くもサブフォーを狙うシューズだった」という総評。

僕の評価としては、サブフォー狙いならかなりいいシューズですが、感触が独特なだけに好みが分かれるシューズでもあると思います。

まだサブ4を達成していないランナーが、これからサブ4を狙うため、またサブ4目標で大会に臨むには、最適なランニングシューズの一つでしょう。

ただ、すでにサブ4を達成していてこれからサブ3.5を目指すランナーや、サブ3.5以上のエントリーランナーには受けは良くないような気がします。

特にエントリーランナーの場合、底が薄いランニングシューズで、自分で荷重と感触をコントロールしながら走ることを好む傾向にあるので、それとは真逆のシューズであることは間違いないです。

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