ランニングシューズの紐(シューレース)のむすび方!ハトメを利用した正しいむすび方を紹介

先日、一緒にロング走をしたランニング初心者の友人に「ランニングシューズの紐の締め方がわからない」と質問されました。

基本的にシューズのむすび方は自由です。その人がしっくりくるむすび方ならそれが正解です。

とはいえ、ラン初心者にとっては「どう結べばいいのか?」「正しい結び方はあるのか?」は知りたいことです。僕もそうでした。

今回は、一般的なランニングシューズの紐(シューレース)のむすび方と、僕が採用しているむすび方をご紹介します。ご参考にしてみてください。

オーバーラップとアンダーラップの違い

靴紐(シューレース)のむすび方には2つあります。

  1. オーバーラップシューレーシング
  2. アンダーラップシューレーシング

オーバーラップシューレーシング

シューズの穴を上から下へ通すむすび方です。

ぎゅっとした圧迫感があり緩みにくいむすび方なので、トラック競技などの短距離ランナー向けのむすび方です。

アンダーラップシューレーシング

シューズの穴を下から上へ通すむすび方です。

適度な締めつけで圧迫感が少なく、自然と足に馴染むむすび方です。マラソンなど長距離ランナー向けのむすび方です。

長距離ランナーの基本はアンダーラップ

マラソンなどをやるランナーの基本はアンダーラップです。

適度なしっくり感があるし、かといって緩いわけでもありません。

フルマラソン、ウルトラマラソンくらいになっていくと、後半は足がむくんで足のサイズも少し大きくなります。ロング走・LSD・マラニックなど時間がかかる練習でも同じですね。

そんな時でも、アンダーラップのむすび方なら足に馴染んで痛くなりません。適度なゆとりがあるからですね。

ランシューズのおすすめのむすび方

僕が実践しているおすすめのシューレースのむすび方は、アンダーラップシューレーシング+2段ハトメの利用です。

2段ハトメとは、ランニングシューズの足首付近にある穴のことで、このハトメを利用しないランナーさんは多いです。

僕も最近のナイキシューズでは利用しないこともありますが、普段のむすび方でしっくりこない人はぜひ利用してほしいです。

[box color=”blue-cream”]ハトメについては、アシックスの公式サイトで詳しく紹介されていてるので、合わせて読んでみてください。
[label color=”red” text=”参考”] asics公式サイト-靴紐(シューレース)の締め方[/box]

[fukidasi avatar_waku=”maru” color=”blue” avatar=”https://siro-run.net/wp-content/uploads/siro-run-icon.jpg” lr=”l” name=”” type=”tate”]
アンダーラップシューレーシングを基本に、僕なりにアレンジしている部分がありますので、順を追って説明します。
[/fukidasi]

かかとをトントンして合わせる

椅子や床に座った状態で、紐を2、3個の穴くらい緩めた状態でランニングシューズを履きます。※ランニングシューズは面倒でも必ず紐をほどいて履く脱ぐをするのが基本です!

ランニングシューズを履いたら、かかとを3、4回トントンとしてかかとを合わせます。このとき、足の指とシューズのつま先の間が1cm~1.5cm程度空いているのが理想です。

手で足の甲にシューズを馴染ませる

次に足首を90度程度曲げた状態にします。

足の甲にランニングシューズのアッパーを馴染ませるように、アッパー部分を手で下から上へと移動させます。

下から上へギュッ!と。写真は撮る都合で片手ですが、内側と外側を両手で同時に行います。

アッパーを足の甲にギュッと馴染ませると、紐に余裕ができるので、紐をしっかり増し締めします。

※足の甲の部分は、きついと感じない程度で、且つアッパーが隙間なくピタッとしてる感触が理想です。

2段ハトメは最後の穴は使わない

足の甲に馴染ませる、紐を締める、を繰り返して、ランニングシューズの入り口付近まできたら最後の仕上げです。

僕の場合、二段ハトメ用の最後の穴は使いません。二段あるハトメのうち1つしか使わないということですね。

足首側から3番目と2番目で輪っかを作ります。3番目を下から通して、2番目を上から通して輪っかを作ります。

2番目の上から通して輪っかを作ったら、反対側の輪っかに紐を通します。

両方とも輪っかに紐を通したら、真下にぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっと3回くらい締めます。

足首の部分がきつくなりすぎない程度に締まります。もしキツくて違和感がある場合は少し緩めてもOKです。

ひもは2重に結び「面」で固定する

最後に蝶結びにしますが、その前のクロスするときに2回クロスします。

そしてあまりキツくならないように、ぎゅっ!

ここから蝶結びをします。

蝶結びしたあとにもう1回普通に結びます。走ってる途中で緩んでほどけてしまうことの防止になります。

こうすると長すぎて地面に着くこともないし、ほどけることもありません。

もし紐の長さが足りない場合は、最後の普通結びはなくてもいいし、ちょうちょ結びの輪っかの部分だけ普通に結ぶのでもいいですね。

ランニングシューズの紐のむすび方のまとめ

ここまで、ランニングシューズの紐(シューレース)のむすび方をご紹介してきました。

むすび方の基本はアンダーラップシューレーシングです。
そして個人的なおすすめポイントは

[checklist color=”red”]

  • アッパーを足の甲に馴染ませるように締める
  • 輪っかを通す締め方をするけど2段ハトメ用の最後の穴は使わない
  • 最後の結びは2回クロスさせて「面」で固定させる

[/checklist]

こうすることで、1点に締め付けが集中することなく、足全体に適度にフィットするようになります。

ランニングシューズのむすび方はコレが正解!というものはありません。自分が馴染んでしっくりくればどんなむすび方でもいいと思ってます。

ですが、ある程度パフォーマンスを出すためのむすび方はあると思います。脱げそうなくらいゆるゆるだとちゃんと走れないですよね(笑)

[checklist color=”red”]

  • 走ると足が痛くなってしまう
  • マメや水ぶくれができやすい
  • うまく力が入らないような気がする

[/checklist]

こういった悩みも、ランニングシューズの紐のむすび方を変えるだけで劇的に改善することもありますよ。

ぜひ今回ご紹介した方法はひとつの方法として、自分なりのアレンジを楽しんでみてください。

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