2022年11月3日に開催された「第32回ぐんまマラソン」のフルマラソンに参加してきました。
ぐんまマラソンは、古くは「ぐんま県民マラソン」という名称の大会で、毎年11月3日文化の日に開催されるマラソン大会です。
冬の本命レースに向けての練習ランのつもりでエントリーしましたが、大会となると全力で走っちゃいますね汗
このページでは、ぐんまマラソンの概要、コースなどの情報と、実際にフルマラソンを走った完走記をご紹介します。
ぐんまマラソンの基本情報
開催日時 | 2022年11月3日(祝日) |
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会場 | 正田醤油スタジアム群馬(群馬県立敷島公園) 〒371-0036 群馬県前橋市敷島町66 027-234-9338 |
駐車場 | 近隣の駐車場 ※参加者ごとに異なります |
種目 | フルマラソン・10km・リバーサイド(4.195km) |
定員 | フル:5,000人、10km:4,000人、リバーサイド:6,000人 |
スタート | フル:9:00 10km:10:10 |
制限時間 | フル:5時間50分 10km:1時間30分 |
更衣室 | あり |
荷物預かり | あり |
参加賞 | 大会Tシャツ |
完走賞 | タオル、ドリンクなど |
ぐんまマラソンの会場
ぐんまマラソンの会場は正田醤油スタジアム群馬です。地元民には「敷島公園」とか「敷島」の方が馴染みがありますね。
ウォーミングアップ(待機)
サッカー・ラグビー場がアップ場所として開放されています。補助陸上競技場(サブトラック)が受け付けや体調検査の場所になっていて、ここも広々としているので、ウォーミングアップや待機場所には困らない大会です。
荷物預け
荷物預けは、ゼッケンの末尾番号ごとに区分けされて管理されます。荷物の受け渡しで待たされることもなくいつもスムーズです。
駐車場
大会専用の駐車場がありますが、先着4,000台なので注意が必要です。
近隣の駐車場が大会専用の駐車場となり、参加者ごとに停める場所が異なります。エントリー案内の中に駐車場の場所の紙も配布されます。どこの駐車場もまあまあ距離があるので、専用のシャトルバスを利用した方がいいでしょう。
毎年、エントリー時の駐車場の予約がすぐに埋まってしまうので、ぐんまマラソンに車で来る予定の人は早めのエントリーを心がけましょう。
駐輪場
サブトラックとサッカー・ラグビー場の間が駐輪スペースとなります。
駐輪場は、一杯で停められないということはないですが、いい場所に停めたいなら早めに会場に来たほうがいいでしょう。
ぐんまマラソンのコース
ぐんまマラソンは地味に高低差のあるコースです。坂がたくさん!とか激坂で有名!というわけでもないし、累積標高もそれほどないのですが、細かく急な坂が多くて厄介です。
とはいえ、全体的に見れば平坦コースになるのかな?広々と走りやすいコースだし、PB更新も十分に狙えるコースだと思います。
ぐんまマラソンの気候・気温
ぐんまマラソンの気候と気温は厄介です。
毎年、この時期は気候がよく晴れて11月上旬とは思えない暑さになります。また、日によっては赤城から吹き下ろす「赤城おろし」という強風が北から吹き下ろします。
- 30km過ぎの北に向かう5kmの直線
- 残り2kmの利根川沿い
特に上記の2ヶ所は、風が吹く日は間違いなく強烈な向かい風になるので頑張りましょう!
ぐんまマラソン完走記
ここからは、第32回ぐんまマラソンの当日の様子、フルマラソンを実際に走った完走記をまとめます。
ぐんまマラソンのスタート前
朝は5時に起床。
スタート4時間前に起きるといい。らしい。
起きてシャワーを浴びて朝食
- おにぎり2個
- 味噌汁
- オレンジジュース
- スティックパン半分(会場で)
- ランチパック半分(会場で)
- アミノバイタルゼリー(整列前)
いつもは「おいなりさん」を食べるけど、今回はおにぎり2個に。
毎年、ぐんまマラソンは自転車で会場入りします。家から片道12km。ウォーミングアップには少し動き過ぎかなw?
愛車のビアンキ「カメレオンテ」
もう10年以上、大事に乗ってます。
3年前の大会では、シューズ円陣の時間ギリギリになってしまい自転車で猛ダッシュ!!走る前に体力をかなり使ってしまったので、今年は早め早め、6時45分くらいに家を出発。
会場には7時半過ぎに到着。
体調チェックで「体温測定」「健康チェックシートの提示」「ワクチン摂取証明書の提示」を済ませて、ゼッケンにチェック済みの赤いシールを貼る。
トラックの隅の方に座り、スティックパン半分とランチパック半分を食べる。
8時ちょうどにシューズ円陣へ。
久々に人見知りを発動してしまい、あまり話せなかったけど、知り合いに挨拶できたし、気合いも入った!
整列前に「アミノバイタル ゼリー ドリンク マルチエネルギー」を摂取。
今回は練習ランのつもりでエントリーしたので、申告タイムも3時間40分くらい。ブロックはCブロックスタート。8時40分くらいに整列。
ここで初めてウェーブスタートだということを知る(笑)
補給:WINZONE ENERGY GEL 2袋、メイタンCCC 1袋、塩サプリ2個
スタートから10kmまで
9:00 第一ウェーブのS、A、Bブロックスタート!
続けて5分後
9:05 第二ウェーブスタート!
第二ウェーブの前の方に並べたので、スタート後もスムーズにランを開始。
最初の5kmは緩やかな上り基調。といっても上り坂を走っている感覚はなし。集団の流れに任せて走る。練習ランのつもりだったけど、走り始めて体が動くとやっぱり全力で臨みたくなる。
新坂東大橋のところで折り返し。一生懸命走ってるけどペースはキロ4分50秒。「走力的には3年前より1段階下だよなぁ」となどと考えながら走る。
折り返しを過ぎて5km地点。ここからは緩やかな下り基調。感覚的には平坦コースだけど、自然とペースが上がるから下りの恩恵を受けているのだろう。キロ4分30秒台へ。想定外の速さだけど自然と体が動く。
8kmくらいで第一ウェーブスタートだったBさんを発見。ぐんまちゃんの被り物をしているので遠くからでもよくわかる(笑) Bさんと並走して少し会話をした後、お先に行かせてもらう。
利根川沿いが終わり、厄介な上り区間へ。
10kmからハーフまで
10km手前から14km付近の「高崎イオン」までは上り区間。途中、陸橋や短い急坂などがあり、地味に脚を削られる。
約4kmの上り基調を我慢して14kmからは下り基調のコースに高崎イオン前の道を通り前橋問屋町方面へ。下りに入り軽快にキロ4分30秒台で走っていたものの、17km過ぎからキロ4分40秒台へ。少し疲れと飽きが見え始めた。
急な陸橋を登って下って問屋町から産業道路へ。そこから住宅地へ入り細かい道を走り20km通過。タイム的には順調なペース。
だが、この辺から疲れがきてペースが落ち始める。キロ5分5秒。10km地点で追い抜いた男女のペア(男性がペーサーで引いてるのかな?)に抜かれる。
(完走後に確認したけど)応援ナビで応援してくれていた知り合いから「20km通過、この調子なら自己ベストだー」とメッセージが入ってたけど、ごめーん、この辺で既にペース落ち始めてダメだったわー(笑)
「ロング走してないし当然だけど、ぴったり半分で体にきたな」などと思いながら半分のハーフ(中間地点)を通過。
ハーフから30kmまで
新前橋駅を通過して国道17号へ。ここは毎年お正月に開催される実業団の「ニューイヤー駅伝」で走るコース。体や脚はなかなかしんどい。
「このままではダメだ!」
と気持ちを持ち直し、順調そうに走っているランナーさんをペーサーに見立ててしばらく走る。キロ4分50秒台でなんとか粘る。
途中で、朝食べたおにぎりや味噌汁が逆流してくるような気持ち悪さに襲われる。「暑さかな?いつもと違うおにぎり2個がダメだった?やっぱりおいなりさんがいいのかな?次の大会ではもう少し量を少なくしよう」などと考えながら、気持ち悪さを我慢して走り続ける。
国道17号から高崎問屋町へ。とても長く感じる直線だった。
なんとか粘りの走りをしていたものの、27kmくらいまで。ケガしていた左太もも裏の痛みは強くなるし、左太もも前が攣り気味になってくる。こうなるとペースを落とさざるを得ない。再びキロ5分台になるがそれでもしんどい。
そしてここへきて暑さが厳しい。給水では必ず水をかぶりスポドリを補給。それでも暑くてしんどくなる。30km通過が5分10秒台。なんとかキロ5分10秒台で留めたい。
30kmからゴールまで
なんとかペースを維持していたが、
31km過ぎについに足攣り発生!
とりあえず一旦止まってマッサージ。再び走り出すがペースは上げられない。「足攣りが早すぎるなぁ・・暑さもあるけど、根本的な走り込み不足だろう」と考えながら走り続ける。
35km地点でキロ5分30秒へ。ペースの落ち込みがひどく、後続ランナーにもどんどん抜かれていく。情けなくなってくるが脚を進めるしかない。「ここからの走りがきっと上積みになるはず!」と考えながら、ひたすら我慢我慢。
前方に20kmくらいで追い抜かれたペアランナーさんたちを発見。僕のキロ5分30秒よりもだいぶ遅くなっている。「苦しさはわかるよ」と思いながら追い抜く。
36km過ぎから、いつもの慣れ親しんだサイクリングロードへ。まさにホームコースなのだが、サイクリングロード直前で今度は右太もも前が足攣り!ここの箇所が攣るのは初めて。また一旦止まってマッサージ。苦しい時間が続く。
サイクリングロードのアップダウンもあり、ペースはキロ5分40秒台へ。見事な大撃沈。このあたりでサブ3.5も赤信号。マラソンはそんな簡単じゃない。
サイクリングロードを抜けて中央大橋から県庁前の折り返しへ。コース的には広々していいコースなのだが、今はちょっとしたアップダウンも堪える。
40km過ぎていよいよラストの利根川沿いへ。今年は風も強くなく、暑さ以外は走りやすいはずだがペースは上がらない。敷島公園が見えるのに残り2kmが遠い遠い。
途中でシューズ円陣を企画してくれた「やっちさん」が応援してくれる。気づいて応えるが、ペースは上げられない。
残り1kmを通過して敷島公園内へ。
「なんとか3時間33分台ではゴールしたい!」と思いラストスパート!
脚が攣らないように慎重にペースアップして、
最後のトラック100mくらいを駆け抜けてゴール!
ネットタイム:3時間33分32秒
2ヶ月前の北海道マラソンよりタイムは良かったが、北海道よりも辛く我慢の時間が長いフルマラソンだった。
ぐんまマラソンのゴール後
ゴール後はすぐに荷物を受け取って着替え。着替えながらゴール後にもらったスポーツドリンクをがぶ飲み。やっぱり暑かったよなー、体中が塩だらけだし。
ボディーシートで入念に体を拭いて、全部着替えて飲食ブースへ。食欲はそれほどなかったけど「せっかくだし、しょっぱいスープみたいのなら飲みたい!」と思い、もつ煮を購入。
疲れた体にもつ煮のしょっぱさが染みる。
完食して自転車で帰路へ。
ここから12km漕いで帰るのかぁ・・・
時間的にシューズ円陣にも参加してたランナーさんの応援に行けるかな?と思い、応援ナビで確認しながら移動したけど、どうやら途中で棄権したっぽい。
疲れと喉が渇いたのもあって、途中の公園でひと休みして帰路へ。
ぐんまマラソンのまとめ
ここまで、ぐんまマラソンの完走記をまとめました。
ぐんまマラソンは、2015年の第25回大会からフルマラソンが新設されましたが、実はフルマラソンに出るのは初めて。2022年は風がなかったおかげか、コースもそれほど難コースではなく、天気も晴れ晴れしていい大会だったと思います。
ただ、個人的には久々の苦しいフルマラソンでした。前半突っ込んで後半撃沈する内容は、辛い時間帯も長くなるので、思い出は苦しいものになりますね(笑)
練習大会としての位置づけだったから、前半もうちょい落としてできる限りイーブンペースにするべきだったけど、まあ仕方ないですね。大会スイッチ入っちゃったし。今ある全力は出し切ったので上積みにはなったでしょう。