初心者ランナーのランニングでありがちな注意点と対策

昨日、ランニング初心者の友人と15kmLSDを行いました。

この友人とは、2014年7月6日(日)に開催される「第7回嬬恋高原キャベツマラソン」のハーフマラソンに一緒に参加する予定で、大会前に最低2回はロング走を実施しておこうということで走ることになりました。

ちなみにこの友人は、過去に1回だけ5kmの大会に出たことがある初心者ランナーで、最近は週1,2回走っているそうなのですが、15kmという長距離は初めてとのこと。

地元のサイクリングロードを往復する15kmのランニングでしたが、初心者ランナーについていろいろと気づかされることの多いランニングでした。

ペースが速すぎる

初心者ランナーはオーバーペースで走り始めることがほとんどです。

大会でも見かけますが、記念参加であまり走り込んでなさそうなランナーはびっくりするくらいオーバーペースで入ります。

今回も最初の1kmを何も言わずに友人にペースを任せたのですが、なんと5分30秒/kmで入っていました。

これは5km35分くらいかかる友人には速すぎるペースです。私も心の準備ができてなかったので息が上がってしまいました(まあ、私が単純に遅いだけというのもありますが・・・(^_^;)

とりあえずペースを7分30秒~8分/kmまで落ち着かせて、ゆっくりと走るように促しました。

初心者ランナーにありがちなオーバーペース。5km程度の距離であればそのまま押し切れますが、さすがにハーフマラソンでは通用しません。まずは本当にゆっくりペースでいいので一定のペースで走ることが大事ですね。

途中の休憩でストレッチをしたがる

初心者ランナーはなぜか途中の休憩やちょっと止まったときにストレッチをしたがります。

ランニング中のストレッチ自体はサブ3ランナーでもやりますし、個人個人の判断で構わないと思うのですが、初心者ランナーがランニング中にストレッチをやると、高確率で脚を痛めます。

脚が攣ったり、筋を痛めたり。

脚がダルくなってきてストレッチしたい気持ちはわかりますが、ランニングに慣れているランナーならまだしも、初心者ランナーが止まった直後にストレッチをいきなり行うのはあまりお勧めしません。

先日の東京マラソンに参加した知人も、25km地点までは順調だったのに、25km地点の給水所でストレッチをした瞬間に両方の太ももが攣り、25km以降はほぼ歩くペースでしか走れなかったとのことです。

そもそも私は、ランニング中やランニング直後のストレッチは反対派です。これは賛否両論あると思いますが、ランニングで細かく痛んでいる筋肉に、さらに決定打を与えるようなものです。

私にランニングを教わっている以上、ランニング中のストレッチはやめてもらうようにしました。

走りはじめに脚やお腹が痛くなる

走りはじめてから3kmくらいのところで、脚の脛(すね)付近が痛いと言い出しました。

私も初心者の頃経験があるのですが、走りはじめてから2,3kmでなぜか脛が痛くなったりするときがありました。そのまま走る続けると痛みはなくなるのですが、あの痛みは何なんでしょうね。

今回も、走り出しの痛みなのかケガなのか慎重に見極めながら走っていたら、脛の痛みは治まったようでした。

で、その直後に横っ腹が痛い、と。

私も横っ腹の痛みは今でもたまにありますが、深呼吸したり痛いところをギューッと押すと治まるよ、と伝えやってもらうと治まったようでした。

「こうして考えると、ランニング中のトラブルに冷静に対処できるようになったなー、これが経験というやつなのかな」と、悦に浸っていた直後、軽い段差に足をとられ激しく転びそうになったのは天罰だと思います。いつまでも謙虚に初心忘るべからず。大体お前は人に教えられるほど速くないじゃないか、と一人反省会です。

いろいろありましたが何とかゆっくり15kmを走りきり、友人も相当自信になったと思います。

今回は熱中症とケガに気をつけて、こまめに水分や塩飴を取り、脚の状態を常に確認しながらのランでした。こうして初心者ランナーと一緒に走ることでいろいろと気づかされることもありましたし、一瞬ですが自分の成長も感じられて充実したランニングでしたね。

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