マラソン大会に参加できない!マラソンブームに伴うエントリーの難しさ

第31回新潟シティマラソンのフルマラソンが2日後に締め切りになってしまいました。

今年はケガの具合もあり、まあ仕方ないかと思っているのですが、近年、マラソン大会の出場方法についてもいろいろ言われていますね。

今回はマラソン大会のエントリーについて私なりの考えをまとめてみたいと思います。

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激しさを増すマラソン大会のエントリー合戦

私がマラソン大会に初めて参加したのは3年前。

たった3年の若輩者ですが、それでも今よりはエントリー合戦が緩く、新潟シティマラソンもつくばマラソンも余裕を持ってエントリーできました。

東京マラソンや大阪マラソンなどの大型大会や、コース・気候・アクセスの利便性などで人気のある一部の大会はエントリーが大変でしたが、それ以外の大会、特に地方の大会でエントリーができない、ということはあまり見かけませんでした。

ところが、ここ数年は主要大会のエントリーはより厳しく、少し大きな地方大会でさえもすぐに締め切る状況となってきました。ランニング人口が爆発的に増えているのでしょう。

マラソン大会のエントリーについての考え

マラソン大会のエントリーについては、ランニング人口の増加と厳しくなるエントリー状況から、全レース抽選にすべき、マラソン大会の実績を優先すべき等々、特にラン歴の長いランナーの方から多くの疑問の声があがっています。

マラソン大会のエントリーについて、私は以下のように考えます。

定員オーバーの大会は必ず抽選

今、ほとんどの大会がRUNNETなどのサイトからのネットエントリーとなっています。
そして抽選大会以外は早いもの順。しかもその割にRUNNETなどのWEBサーバーが貧弱、かつ不親切なユーザーインターフェースで、多くの方が不満をつのらせている状況です。

ネットがつながるかどうかも抽選と同じ運次第、と言えないこともないですが、つながるかどうかわからない画面に何時間も張り付いていなければならない状況はあまりにも不効率です。しかも、エントリー開始日に仕事などあるランナーはエントリー合戦に参戦することもできません。これではあまりにも不公平です。

何のためにエントリー期間を設けているのでしょうか?定員オーバーの大会は必ず抽選がよいと思います。

過去のマラソン実績は無関係

これは私自身がまだまだ若輩ランナーなので反論あるかと思いますが、私がこのままラン歴を重ね、走力が上がり実績を残したとしても、定員オーバーの大会は抽選のみでよいと思っています。

老若男女、上級者ランナーから初心者ランナーまで誰でも参加資格があるのが、市民マラソンの最大の魅力です。また、実績を考慮し初心者を締め出すことは、今のランニング関連の盛り上がりにも水をさす行為だと思っています。

どの世界でも、関わる人々の盛り上がりや競技人口の増加が結果的に業界全体のレベルアップ、競技レベルの底上げに欠かせない要素だと思います。もちろんデメリットもあると思いますが、初心者を締め出し業界を閉鎖的にすることの方がデメリットが大きいと考えています。

過去のエントリー実績は考慮

マラソン実績の一方で、エントリーの実績は考慮してもいいのではと思います。

現状では、3年連続当選する人もいれば、3年連続落選する人もいて、それもあまり平等とは言えません。より多くの人に大会に参加してもらい、より多くの人に大会とマラソンの魅力を伝えた方がいいのではないでしょうか。

マラソン大会のエントリーは計画的に

これは個々人のモラルというかマナーになるのですが。

マラソンシーズンになると数多くの大会が開催されますが、当然、出場したい大会の日にちが近かったり同日であったりすることもあります。

エントリー→抽選→抽選結果発表→大会までかなり期間があり、エントリー時点では先の状況がわからないため、全否定はできませんが、あれもこれもエントリーしておいて、全て当選したときに、出れる大会以外は辞退する、というのはどうなのでしょうか?

まだ黙って自分の中でしまっておけばいいのですが、そのような状況をTwitterなどのSNSで公言している姿は、同じランナーとしてあまり気持ちのいいものではありません。当選の裏には出たくても出れない落選のランナーがいるのですから。

辞退を想定するようなエントリーは自重しましょう。もし抽選で落ちたら、その分練習に当てるか、他のエントリーの間に合う大会にエントリーしてみましょう。隠れた名大会を発見するチャンスかもしれませんよ。

ケガをしているランナーはエントリーの自重

これも個々人のモラルというかマナーになるのですが。

エントリー時点でケガをしていて、大会当日に治っているかどうかわからないランナーは、エントリーを自重する方がいいと思います。

私自身、腸脛靭帯炎を患ってから、必ず完走できる10km以下の大会しかエントリーしていません。

もちろん、エントリー後ケガをしてしまったり、治ると思っていたのに悪化させてしまったりすることは仕方ないと思いますが、ケガの程度、ケガの期間から「ダメ元で治らなかったらDNSで」というエントリーは控えましょう。エントリーできなかったランナーが悔しがる一方で、大会直前に「予想通り治りませんでした」なんてコメントを見たりすると、何か違うなーと思ったります。

でも、これもエントリーから大会当日まで期間が長過ぎることも影響しているかと思いますが。

より多くの人に人気大会に出てもらいたいですし、エントリーから外れたときは他の大会に出場して新たな楽しみを発見していきたいですね。

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