2018年から履き始めた「ナイキ ズームフライ」シリーズ。
今やすっかりナイキフリーク。練習でも10kmでもフルでもウルトラでも、ズームフライシリーズを履いています。
そのうちの一つ「ズームフライ フライニット」
僕がサブ3.5を達成できたのは間違いなくフライニットのおかげです!
このページでは、ズームフライ フライニット(以下ズームフライニット)の特徴と、実際に履いて走った感想をご紹介します。
ズームフライニットの特徴
ここでは、ズームフライニットの特徴を、普通のズームフライとの比較もまじえながらご紹介します。
全体が一枚のニット素材
最大の特徴は、シューズ全体が一枚のニット素材でできていること。
上の写真を見てもわかるとおり、すべて1枚のニットで構成されていて、シュータン(アッパーの中央部)も離れていません。
裁縫でつなぎ合わせているわけでもなく、1枚のニットで形作られています。
足全体を隙間なくフィットする抜群のフィット感を実現しています。
ズームフライよりも軽量
普通のズームフライよりも軽量です。
公式サイト上のデータでは、ズームフライニットは普通のズームフライよりも5グラム軽いだけとなっています。
ただ、シューズの作りとフィット感の違いからか、実際に履いた感覚は普通のズームフライよりも圧倒的に軽いです。
軽さについては、実際に履いて走った感想のところでもご紹介します。
カーボンプレートとリアクトフォーム
ナイキ独自の技術であるカーボンプレートとリアクトフォームを採用しています。
カーボンプレートはソールに仕込まれているプレートのこと。
普通のズームフライはナイロンとカーボンの混合フレームですが、ズームフライニットは100%カーボンプレートが使われています。
これが何が違うのか?というのは、たぶん僕のような素人ではわからないのですが…(^_^;)
カーボン独特の軽さとしなりの良さを100%引き出せるのかもしれませんね。
リアクトフォームとは、ミッドソールに採用されているクッションのこと。
普通のズームフライには「ルナロン」が採用されています。ルナロンの特徴は、以前の記事でもご紹介しましたが、ややクッション性重視のソール。
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対してリアクトフォームは、柔らかいけど弾力性にも優れていて、その弾力性がスピードアップにつながります。
これも、どちらがどう違うっていう細かいところまではわかりません(^_^;)
ただ、走った時の感触・スピード・脚への負担は全然違うものになったので、この後の「ズームフライニットで実際に走った感想」をぜひ読んでみてください。
ズームフライニットで走った感想
ここからはズームフライニットで実際に走った感想、特にフルマラソンで走るとどうなったか?についてご紹介します。
勝手にスピードが出る!
まずはこれ
とにかく勝手にスピードが出ます!
僕がサブ3.5を達成できたのも、ズームフライニットの勝手に出るスピードのおかげといっても過言ではありません。
自分で一生懸命スピードを出そうとしなくても、気がつくと自然にスピードが出ています。普通のズームフライよりもさらにスピードが出しやすい印象です。
普段の練習では、ズームフライだとキロ4分50秒くらいが自然にでるスピードなのですが、ズームフライニットは気がつくとキロ4分40秒~30秒くらいまでスピードが上がっています。
この「勝手にでるスピード」があったからこそ、フルマラソンの前半で楽にスピードに乗れて、サブ3.5を達成できたのだと思います。
とにかく軽い!
ズームフライニットと普通のズームフライ、公式サイトの数字的にはそれほど重さの差はなかったけど、
ズームフライニットの方が圧倒的に軽い!
と、個人的には感じました。
逆にズームフライニットに慣れてしまうと、普通のズームフライが重く感じるレベル。体感的にそれほど差がありました。
単純にシューズの重さだけじゃなくて、ニット独特のフィット感も影響してるのかもしれませんね。
スピードを出すシーンで重さのストレスを感じなくなります。
着地はやや不安定
普通のズームフライと比較すると、着地にやや不安定さがあります。
シューズの作りとして、ズームフライはガシッとした硬さと重さがあるので、着地したときに横ブレを抑えてくれる感じ。
対してズームフライニットは、ニット素材で柔らかいため、着地のときの横ブレをシューズが抑えてくれません。
正しく着地しないと横ブレによって足への負担が大きくなります。つまり着地で誤魔化しが効きません。
もちろん「普通のズームフライと比較した場合」なので、ズームフライニット自体が不安定なわけではありません。このレベルの他のシューズと比べたらクッション性と安定性はかなり高いシューズです。
使えるのはフルマラソンまで
これは、僕の走力と着地の仕方にあると思いますが、
ズームフライニットが使えるのはフルマラソンまで
だと思っています。
ズームフライと比べた時の着地の不安定さからもわかるとおり、足への負担は大きいです。さらにスピードも出ます。
フルマラソンまでの距離ならなんとか耐えられますが、それ以上の距離になると、正直足がついていかないんじゃないかな?と思っています。
もちろん最初にも言ったとおり、個人の走力の違いがあるので、サブスリーランナーにとっては、負担にならないクッション性のいいシューズとなるかもしれません。
僕と同じサブ3.5レベルなら、フルマラソン以上は違うシューズにした方がいいと思います。
ズームフライニットのまとめ
最後に少しデメリットも上げましたが、
正直、フルマラソンまでなら今まで履いてきたランニングシューズの中で最強だと思っています。
それほど、僕にとっては走りの進化を与えてくれているシューズです。
- 自然に無理なくスピードがでる
- クッション性もあるので足への負担も少ない
- 走りのレベルを1ランクアップしてくれる
最初にも言ったとおり、僕がサブ3.5を達成できたのは間違いなくズームフライニットのおかげです。
もし、最近タイムが伸び悩んでいたり、頑張ってもスピードが出なかったり、自分の走りがイマイチだと思ったら、ぜひズームフライニットを試してみてください。
そして、サブ3.5を目指すなら、ズームフライニットが強力な味方になってくれるはずですよ!
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