私が左膝に腸脛靭帯炎(ランナーズニー)を発症させたのは2012年10月下旬。
第18回四万十川ウルトラマラソンを完走してから10日後の練習でした。
発症時は痛みや違和感があるものの全く走れない痛みではなく、1か月後の大阪マラソンに出場予定だったこともあり、そのままランニングを継続しました。
今から振り返ると当時の対応が悪かったのは明白ですが、腸脛靭帯炎の怖さをまだ知らなかった私にとって、ランニングを休止して大阪マラソンをDNSするという選択はありませんでした。
今回は、腸脛靭帯炎の発症から症状を悪化させてしまうまでをまとめたいと思います。
[template id=”2944″]
腸脛靭帯炎(ランナーズニー)発症~3週間
第18回四万十川ウルトラマラソンから10日後の朝ラン中。
体や脚にはウルトラマラソンの疲れが多少残っている状態でしたが、11月下旬の大阪マラソンに出場予定だったため、フルマラソン向けのスピード練習として「4分半/km」のペースで走っていました。
6km過ぎくらいから左膝外側に違和感があり、徐々に痛みに変わってきたため、7km過ぎでランニングを中断。足底筋膜炎のときのような全く走れない痛みではありませんでしたが、その日はマッサージとアイシングをして2、3日様子を見ることにしました。
3日後、普通の状態で痛みや違和感がなくなったため、6分/kmのペースでランニングを再開しましたが、5km付近で再び違和感が発生し、6km過ぎに痛む状態になったためランニングを中断。
その後、ネットで症状を調べ、「腸脛靭帯炎(ランナーズニー)」であることを確信。
「ザムスト(ZAMST) RK-1 ランニングヒザサポーター」で膝外側にかかる負担が軽減し、痛みなく走れる、といったランナーが多数いたことから、早速RK-1を購入。RK-1を使用しながら、7分/kmのペースで毎日10km前後走っていました。
常に違和感はありましたが、7分/kmのペースであれば痛むことはなく、約2週間ランニングを続けていました。
3週間目:本格的に腸脛靭帯を痛める
腸脛靭帯炎(ランナーズニー)発症から3週間後。
大阪マラソンを1週間後に控え、さすがにレースペースで走らなければ、ということで5分/kmのペースで20kmの距離のランニングを敢行。
途中、痛みが発生しましたが、痛みを無視して20km走り抜きました。
ランニング終了直後は歩ける状態でしたが、シャワーを浴びた後から事態が急変。
ちょっと動かしただけでも左膝の外側に激痛が走り、膝の曲げ伸ばしは痛みで完全にできない状態となりました。
この時点で大阪マラソンのDNSを決意。
翌日に病院に行くことを決め、ここから長い治療生活がはじまりました。
ケガ発生時に市民ランナーにできること
ケガ発生時に市民ランナーにできることは「絶対に無理をしない」ことと「休足する」ことです。
一番いいのはケガをしないこと。これは当然です。ちょっとでも違和感があったり体が重い時の無理は禁物です。普段大丈夫でもケガはある日突然発生します。そして一度発生させると長い期間苦しむのがランナーのケガです。
それでもケガをするときはありますが、注意しているのとしないのでは発症する確立・重くなる度合いが違うはずです。
もし、ケガを発症させても諦めないでください。
治療に長い期間かかるかもしれませんが、絶対に治る時がきます。気長に脚の様子をみながら頑張りましょう!
[box color=”blue-cream”][label color=”red” text=”次ページ”]腸脛靭帯炎の治療は複数の病院に通いましょう![/box]