2012年10月下旬に左膝の腸脛靭帯炎を発症してから8ヵ月。
回復の兆しが見えたと思った矢先、何もない普通のゆるランで再度痛みが発生。さすがにこの時は、もう2度と本気で走れることはないんじゃないかと落ち込みました。
ですが、まだまだランニングに満足していたわけではありません。
サブ3.5という目標もありますし、出たい大会も山ほどあります。ここで諦めるわけにはいきません。
そこで私は腸脛靭帯炎の「治療による完治」を目指すのではなく「フォーム改善による負担の軽減」を目指しました。
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フォアフット走法の導入
今まで「フォームの改善」には消極的でした。
理由は、素人ランナーである私が、下手にフォーム改善に取り組み、新たなケガを発症させてしまうのではないか?ということを恐れていたからです。
ですが、ここまで来たら、可能性があることをやるしかありません。
フォーム改善に取り組み、うまくいかなかったらまたその時考えればよいだけの話しです。
ネットを調べたり交流のあるランナーの方の情報より、フォアフット走法で腸脛靭帯炎を克服したとの情報が沢山ありました。
それと同時に「フォアフット走法は膝への負担が増す」との情報もありました。
どちらが正しいとかではなく、ランナーによって合う合わないがあるのでしょう。吉と出るか凶と出るかやってみないとわかりません。
可能性があるとやる気も出てきます。
まずは情報を集め、フォアフット走法に切り替えることを目標にしました。
newbalance ミニマス MT10 購入
フォアフット走法を導入するために最適なランニングシューズはいくつかありましたが、私は「newbalance ミニマス MT10」を購入しました。
ユーザーの評価が高く値段もお手頃。何よりデザインが気に入りました。
シューズのメーカーは早々にニューバランスに決まったのですが、最終的にMT10にするまで迷いました。
ミニマス MT10でのフォアフット走法は、それまでの走りとは違い、全く新しい感覚で、腸脛靭帯炎を抜きにして新たな発見でした。
ケガをしなければフォアフット走法を導入するなど考えることもなく過ごしていたはずで、この新たな発見は、まさに「ケガの功名」だと思っています(笑)
フォアフット走法+ザムスト RK-1ヒザサポーター
フォアフット走法を導入して2週間くらい。
フォアフット走法によるふくらはぎへの負担が慣れたころになっても、左膝の状態は「イマイチ」でした。
痛みはなかったのですが、違和感は残る状態で、本当にフォアフット走法の効き目があるのか?フォアフット走法が未熟なため効果がないのか?よくわからない状態でした。
そこで、腸脛靭帯炎発症時に使用した「ザムスト RK-1 ヒザサポーター」を同時に使用することにしました。理由は何となく、ランニングフォームが違うとRK-1の効果も違うのか試してみたい、というだけでした。
ところがこの組み合わせが思いのほか効果を発揮します。
いつも違和感が発生する4~5kmを過ぎても違和感が発生せずに、7km程度のゆるランであれば全く違和感なく走ることができたのです。
今まで5km以内に抑えていたランニングを、7km程度走っても違和感なく走れることに嬉しくなり、その後2週間くらい「フォアフット走法+ザムストRK-1」の組み合わせでゆるゆると走っていました。
フォアフット走法+内転筋を意識した走り
7kmを走れるようになって2週間。少し長い距離に慣れたところで、RK-1の使用をやめて「内転筋を意識した走り方」に切り替えました。
これも、他のランナーの方の情報でしたが、普段の生活では外側の筋肉が使われることが多く、ランニングをすると自然と外側に大きな負担がかかってしまいます。
内転筋を意識的に使うことによって、外側の負担を減らす効果があるとのこと。
この「他の筋肉でケガをカバーする」ということが、なんとなくアスリートっぽくてすぐに導入しました(笑)
なんとなくカッコいいという理由で導入した「内転筋を意識する」ですが、これも私には効果があったようです。
7km過ぎて、8km、9kmを走っても違和感や痛みは発生せずに、腸脛靭帯炎発症以来走れなかった10kmを問題なく走ることができました。
走った後に疲れが残りますが、最近では10kmのビルドアップ走で5分/kmにペースを上げても痛みが発生することがないため、「フォアフット走法+内転筋を意識した走り」が確実に効果があることを実感しています。
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フォアフット走法導入のその後【2013.12.25 追記】
フォアフット走法を導入してから4ヵ月。
ランニング中の腸脛靭帯炎の痛みや違和感は全く無くなりました。練習後に疲労が溜まりやすかった左膝も徐々に通常状態に戻っています。
今現在は、adizero Japan2やasicsのゲルフェザーグライドなど、普通のランニングシューズを履いて、フォアフット走法というよりも、足裏全体で着地する「フラット走法」でランニングを楽しんでいます。
もちろん、ミニマスMT10も継続して使用中で、ランニングフォームチェックとフォアフット走法でしか使わない筋肉に刺激を入れるため、週1回はミニマスMT10を履いてランニングしています。